成田幸子・・・宇宙、自然、私

今そして流れの中で

生きている危険を冒すこと

2011年12月24日 22時51分14秒 | 日記
私達は生を受けた時から・・死に向かっている。 限りある人生の中で生きている。 死と直面した時にはさまざまな思いが出てくる。 『生きているという危険を冒すこと』1)という言葉があるが生きているからこそ死がある。 このに限られた限定された生の時間が存在する。 ゲシュタルト的に言えば背景(地)が無限の世界で生(図)が有限の世界になるという表現になるのかもしれない。 死をむかい入れるにはさまざまな思いが伴う。 しかし妖怪人間べムで表現されているように人間になれず死を迎えることも出来ず死(有限)がある世界において不死(無限)でいることのつらさは計り知れないものがあるのかもしれない。 生を受ける事、死を伴った生を受ける事、もしあるとすれば死の無い生を受けてしまう事何れにおいても『生きている危険を冒すこと』からのがれられないのかもしれない。                              
1)ゲシュタルト・セラピー -自己への対話ー ジェームス・オールダム、トニー・キー、イゴール・ヤーロ・スタラック著より