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低体温と薬酒

10日ほど前の夕方、食後に自分の手がひどく冷たいのに気付いた。低体温が嵩じたら死である、生命の危機に際して動物的本能が発動し、健康そうな他者の体に触れたくなったのか、目の前にあるKの手にさわってみた。同居人とはその名の通り、同居して食卓を共にはするが、さわったりは先ずしない。彼も突然で照れくさかったらしい、体温を測りなさいと言う。

正確を期すために3分のところを念を入れて6分間測ってみたが・・・。
35.2℃とは、夕食をすましたばかりでは異様な低さではないか。
次の日彼が、YM酒を買って来た。この薬酒は若いころ、試みに飲んで、吹き出物が出たという苦い記憶がある。気が進まなかったけれど、添付のコップで20CCずつ飲んで見たら、じきに効き出し、体温が日に日に上がり、時には朝から6度5分もあったりする。調べてみると、この薬酒、江戸時代からあって、虚弱な高齢者(フレイル)にはピッタリらしい。むかし吹出物が出た頃は、若さと力に溢れていたのだろう。

1日3回飲む習慣がすっかり身について、日頃まったくアルコールを飲まない私にはある種の楽しみにもなった。時々定時外に飲みたくなったりもする。依存症になるとまずい。しかし、まだ体温は日によって6度~5度台と安定しないので当分続けなくてはならない。補いの為にお風呂にも入るようになった。風呂ぎらいの性癖も、ここのところ消えたようだ。

→「風呂ぎらいの系譜」17‐3‐2
→「私の近況」16-8-30
→「風邪でダウン」11-3-21

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
低体温 (セレンディピティ)
2017-03-22 13:54:49
こんにちは。
私は子どもの頃は低体温で平熱が35.5℃くらいでした。
36.5℃あると微熱を感じるほど...
ただ低体温で困った記憶はなく、いたって健康でした。
最近はめったに体温を測らないので、今はどうなっているのかわかりません。^^;
お酒はあまり強くありませんが、ほどよく飲むと気分がほぐれますね。

アレンの映画2作品、コメントとTBありがとうございました。
TBは該当記事ではなく、「パラダイスナウ」の記事にかかっていましたが
とりあえずそのまままにしています。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2017-03-23 01:05:35
セレンディピティ様
こんばんわ。
TBが迷子になった原因は何でしょう?ややこしそうなのでお邪魔でなければ、放置しててください。
さて、健康常識とはあてにならないものですね。「冷えは万病のもと」「体温を上げれば健康になる」という沢山の本は何なのか。私は若いころは36.2℃~36.7℃でした。貴女が子供のころ35・5度で、いたって健康に暮らしていたとは衝撃です!(今はもっと高いかも知れませんね。)
 
 
 
Unknown (桃すけ)
2017-04-01 16:22:25
YM酒のこと、私も苦い思い出があります。子供のころ、家にあったものをちよっと飲んでみたらあまりにも臭く、何を持ってもその匂いがして、困ったことがありました。私は若いころは細い割には低体温ではなく、冬でも薄着で平気でした。でも、今はダメ。非常に寒がりで保温には気を使っています。しかし、どういうわけか、手だけは暖かいんですよ。何でしょうね。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2017-04-01 19:08:11
桃すけ様
手が温かいのはいいですね。私は子供のころ、冬は手が紫色になっていました。南国であまり手袋などしないものでしたし。そういえば父は、冷たい手で患者に触らないようにとお湯で手を温めていました。
特にわれわれ「高齢者」は体も段々小さくなり、諸機能が衰えてきて、死が確実に近づくのを日々実感していますので、冷えに対して若いころとは違った恐怖を覚えますよね。
ところでYM酒が嫌な臭いがしたのは、要するに子どもの体に不必要だったのでしょう。今試してみたらまた違うかも知れません。
 
 
 
Unknown (桃すけ)
2017-04-03 11:50:08
特にわれわれ「高齢者」は体も段々小さくなり、諸機能が衰えてきて、死が確実に近づくのを日々実感していますので・・・。ほんとうにそのとおりです。
YM酒ね、飲んでみようかなと思ったりしているのですが。あの匂いの記憶が強烈で。まあ、もう十分いい大人になったのだから、少々の匂いは大丈夫でしょう。試してみますか。ほんとに今は、虚弱体質ですもの。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2017-04-03 14:23:44
桃すけ様
まだ手が温かいのですから、今すぐ必要でもないかもしれません。私の場合、自分でびっくりするほど、手が冷たかったので受け入れたのです。
それにしても、体重も身長も、たぶん頭の中身も縮小傾向にあり、これが老化ということかと感じています。もっと年上の人はもっとそうなんでしょうね。たまに出遭った叔父とか旧師とかが、握手をしてその手をなかなか放そうとしなかったこととか、病院で看護婦に触りたがる困った病人とか、少女に執着する老人とか、いわゆる色好みというよりは、生命の衰えから救われようという本能の発露ではないかと今度のことで思いましたよ。
 
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