CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

ことば

2012-09-25 07:09:28 | 表現にからむ様々なこと
女心と秋の空・・・
昨日の朝は秋晴れ。夕方には曇り始め、夜中は土砂降りだった。
実は、昨日スケジュールを勘違いしていて、洗濯物は山積みのまま。
今日は、雨模様と聞いて、どうしたものかと思案している。

昨日のブログを読み直していて、
『いつも『大丈夫?』と声をかけられる自分でいたいものだと思った』
のくだり・・・「あれ?どちらとも取れる。」と思った。

私は、『自分が誰かに』のつもりだった。としたら・・・
『声をかけることができる』が正しい。
『声をかけられる』だと『声をかけてもらえる』ともとれる。

訂正しようかとも思ったが、待てよ・・・と考え直した。
自分が『声をかけることができる』状態でいることも大切だけど
自分に『声をかけてもらえる』人間関係も大切だと思った。

言葉は、曖昧だ。その曖昧さが、『良きこと』なのかもしれない。

先日、俳優座劇場に小泉八雲とその妻の生涯を描いた作品を観に言った。
小泉八雲が『良きこと、良きこと』と繰り返す。
その響きがなんとなく美しく気に入った。
合理主義、経済優先の近代化、戦争への道・・・
様々な社会現象の中でそれを危惧し憂い、古き良き『日本の文化』を海外に発信した彼。

私は、『無駄』が好きだ。なんの価値もないと思われるようなもの、時間。
それらが大切に思える。『たわいもないこと』が大切だ。

話が少しそれている・・・

たとえば、私の唄っている『ジジラモローゾ』という歌がある。
あらすじは・・・
4人で街を流して唄って踊っていた。私はダンバリンと踊り。
お客の目当てはジジラモローゾと呼ばれる男。素敵な歌声。ナポリの色男。
ところがある日、アメリカの女が彼を「アメリカで唄わない?」と誘う。
彼は、行ってしまう。町も、そして私も変わってしまう。
5年間一度も便りもないまま時は過ぎ、私は寂しくてため息と涙の暮らし。
死にたいくらいの日々・・・そんなある晩、彼の歌声が聴こえてくる。。。

さてさて、この歌、彼が『帰ってきた』と唄っている方が多い気がする。
か、もしくはそう聴こえる歌が多い気がする。
私は『帰ってきていない』と思っている。そして、そう歌っている・・・つもりだ。
『彼の幻』をしっかり見て唄うので、彼が帰ってきたように見えているかもしれないが(笑)

受け取る方の自由なので、あまりこういった解説はしたくないが、
つまり・・・どうとでも取れるってこと(笑)

『ことば』を大切に唄おうと思っているのに、どうとでも取れるっておかしい気もするが
『ことば』を発するには、理由がある。その言葉で伝えたいことがある。
が・・・それが、そのまま伝わるとは限らない。ということ。
現に、同じ歌詞を全く違うものとして捉えることができるということ。

『ことば』って難しい。だから・・・今日も試してみる。つまり、声に出して唄ってみる。
『ことば』って難しい。だから・・・たのしい。まるで知らない森を歩いているような発見がある。

あっ!こんな時間・・・
やっぱり、少し洗濯しなくちゃ・・・洗濯しながら声を出すことから始めよう。
栗ご飯も美味しく炊けた。腹ごしらえもしなくっちゃ。

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