ある「世捨て人」のたわごと

「歌声列車IN房総半島横断鉄道」の夢を見続けている男・・・ 私の残された時間の使い方など

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ギリシャの映画・・・エレニの帰郷(2008年の作品)

2017年04月06日 | 映画

 

Θ.Αγγελόπουλος Συνέντευξη "Η σκόνη του χρόνου" (1/2)

Θ.Αγγελόπουλος Συνέντευξη "Η σκόνη του χρόνου" (2/2)  

 エレニの帰郷 - KINENOTE

解説 

2012年、撮影中の事故により急逝した「旅芸人の記録」「永遠と一日」のテオ・アンゲロプロス監督の遺作。
動乱の20世紀を背景に、歴史的事件に翻弄される三人の男女の姿を描く。
出演は「プラトーン」のウィレム・デフォー、「ヒトラー 最期の12日間」のブルーノ・ガンツ、「ローマ法王の休日」のミシェル・ピッコリ、「ふたりのベロニカ」のイレーヌ・ジャコブ。
第26回(2013年)東京国際映画祭上映作品。

 
あらすじ 

20世紀末の現在。ローマの撮影所チネチッタ。映画監督の“A”(ウィレム・デフォー)は、ある理由により中断していた撮影を再開しようとしていた。

しかし、ベルリンを舞台に、歴史的事件と彼の両親のパーソナルな人生との関係を描こうとするその作品の完成は困難を極めていた……。

“A”の母親エレニ(イレーヌ・ジャコブ)は、女子大生の時、秘密警察に逮捕され、テサロニキ収監所に送られた。
女性囚人と共に脱走した彼女は、恋人のスピロス(ミシェル・ピッコリ)と離れ離れになってしまう。

1953年4月27日、スピロスはギリシャ難民の町テミルタウに辿り着く。
そこでエレニは、イスラエル難民ヤコブ(ブルーノ・ガンツ)と共に集会に参加していた。

ようやく再会しお互いの愛を確認するエレニとスピロス。
だがスターリン死去による民衆の混乱の中、二人は逮捕され、別々の車でシベリアへと送られる。

エレニとの親しい関係を咎められたヤコブもシベリアへと送られるが、やがて彼女の苦境を支える友となる……。

エレニとスピロスの間に生まれた息子は、ヤコブの姉の協力により、モスクワへと逃れる。スピロスもまた、交換出獄によって海外へと逃れた。1974年12月31日、エレニはヤコブと共にオーストリアへと越境、彼女はスピロスのいるアメリカへと向かう。

一方、イスラエルへの帰郷を夢見ていたヤコブも、彼女への愛を断ち切りがたく、共にニューヨークへと向かう。エレニはニューヨークでスピロスの居場所を探し続け、ようやく見つけるが、彼は見知らぬ女性と暮らしていた。茫然自失のエレニはカナダへと向かい、そこで徴兵忌避のために滞在していた息子“A”と再会する……。

再び現在。家族の物語を映画にしようとする“A”は、ベルリンでエレニ、スピロス、ヤコブの三人とついに再会を果たす。だが“A”もまた決して順風満帆な人生を送っていた訳ではなかった。妻ヘルガ(クリスティアーネ・パウル)との別離を契機に、娘エレニが激しい抑鬱に悩まされていたのだ。

そして動乱の20世紀は、今まさに終わりを告げようとしていた……。 


エレニの帰郷 - Wikipedia http://bit.ly/2nLNrsR

エレニの帰郷
The Dust of Time
監督 テオ・アンゲロプロス
脚本 テオ・アンゲロプロス
製作 フィービー・エコノモプロス
出演者 ウィレム・デフォー
イレーヌ・ジャコブ
ブルーノ・ガンツ
ミシェル・ピコリ
音楽 エレニ・カラインドルー
撮影 アンドレアス・シナノス
製作会社 Theo Angelopoulos Films
配給 ギリシャの旗 Audio Visual Enterprises
日本の旗東映
公開 ギリシャの旗 2008年11月22日(TIFF
ギリシャの旗 2009年2月12日
日本の旗2014年1月25日
上映時間 127分
製作国 ギリシャの旗 ギリシャ
ドイツの旗 ドイツ
カナダの旗 カナダ
ロシアの旗 ロシア
言語 英語
製作費 $1,300,000
 

エレニの帰郷』(エレニのききょう、原題: The Dust of Time[2])は、テオ・アンゲロプロス監督による2008年のギリシャドイツカナダロシア合作の映画]。20世紀3部作の第2部にあたる本作は、2012年に交通事故で死去したアンゲロプロスの遺作となった。

 あらすじ

1999年のローマ。映画監督のA(ウィレム・デフォー)は、チネチッタ撮影所での作業中に、情緒不安定な娘エレニからの電話を受け取る。急いでアパートメントに戻り、娘の部屋に入ったAは、母のエレニ(イレーヌ・ジャコブ)から父のスピロス(ミシェル・ピコリ)に送られた手紙を見つける。

1953年のテミルタウ。エレニと友人のヤコブ(ブルーノ・ガンツ)は、ギリシャ難民の集会所にて、ロシア革命記念日の閲兵式のニュース映画を見ている。そこへ、スピロスがエレニを迎えにやって来る。ヤコブをその場に残し、エレニとスピロスは路面電車に飛び乗る。やがて路面電車は市役所前の広場で停車する。広場では、スターリンの死去を伝える放送が流れる。広場に集まっていた軍人と群衆が立ち去った深夜、2人は無人の路面電車のなかで交わる。その直後、2人は逮捕され、別々にシベリアへ送られる。

1956年のシベリア。エレニのいる刑務所にヤコブが収監される。モスクワにいるヤコブの姉が、エレニの息子の面倒を見てくれるという。エレニは、3歳になる息子のAをモスクワ行きの列車に乗せ、息子と別れる。

1973年の大晦日。エレニとヤコブは、国境を越え、ハンガリー人民共和国からオーストリアへ入国する。2人はアコーディオンの曲に合わせて踊り、新年を祝う。エレニは、ユダヤ人のヤコブにイスラエルへ向かうよう促し、ヤコブに別れを告げる。

1974年の夏。ニューヨークの郊外で、エレニはスピロスの家を探し当てる。しかし、スピロスが結婚していることを知ったエレニは、彼の家の前から無言で立ち去る。

1974年の冬。エレニはトロントで息子のAとの再会を果たす。Aは父のスピロスを車に乗せ、エレニの働くバーへ連れて行く。スピロスはひとりでバーに入店する。閉店時間を迎えた店内で、スピロスはエレニにプロポーズする。2人は抱き合い、キスを交わす。

1999年のベルリン。ヤコブが、エレニとスピロスの宿泊するホテルを訪ねる。3人は雨の中を外出する。地下鉄の駅の構内で、ジプシー音楽に合わせて踊っていると、エレニがめまいを起こす。スピロスがAに電話をかけたところ、孫娘エレニの所在がわかったという。ヤコブを残し、エレニとスピロスは孫娘エレニのいる廃墟へ向かう。そこでは、警察と特殊部隊が取り囲む中、ホームレスや麻薬中毒が廃墟の不法占拠を続けていた。エレニはひとりで建物に入って行き、孫娘エレニを見つける。エレニとスピロスは、Aと孫娘エレニの暮らすアパートメントへ行く。

重い病に冒されているエレニは、孫娘エレニの部屋でベッドに横たわっている。ヤコブが見舞いに訪れ、エレニに別れを告げる。その足で船着き場に向かったヤコブは、船に乗り込む。ヤコブは両手を広げ、シュプレー川に入水する。

2000年の元日に、エレニは息を引き取る。孫娘エレニが、エレニに呼びかけつづけるスピロスの手を握る。2人は窓辺に立ち、雪の降る外を眺める。

スピロスと孫娘エレニが、ブランデンブルク門の前の道をゆっくりと走ってくる。手に手を取った2人の顔には、朗らかな笑みが浮かんでいる。

キャスト

製作

2007年に開始された撮影は、ロシアカザフスタンカナダアメリカ合衆国ドイツイタリアギリシャにて、4か月間にわたって行われた。

発表

2008年11月22日、第49回テッサロニキ国際映画祭にて上映される。2009年2月12日、第59回ベルリン国際映画祭にて上映される。2013年10月21日、第26回東京国際映画祭にて特別招待作品として上映される。

評価

Rotten Tomatoesでは15件のレヴューで支持率は67%、平均値は6.1点だった。

The Hollywood Reporter』のピーター・ブルネットは、本作を「華麗と不合理の奇妙な混合」と評した。一方、『Variety』のデレク・エリーは、「困惑させるほど偉ぶった英語の台詞と入り込めない話の筋に満ちており、とりとめがなく、支離滅裂だ」と述べて、本作を批判した。

『Screen International』のダン・フェイナルは、「その献身的で誠実な演技にもかかわらず、イレーヌ・ジャコブとウィレム・デフォーは決して母親と息子には見えないが、ミシェル・ピコリは力強く権威のある存在感を示しており、ブルーノ・ガンツは最良の演技を披露している」と指摘した。また、アンドレアス・シナノスの撮影については「フレーミングから色彩構成、キャメラの動きにいたるまで、求められているイメージを完璧に理解している」と評価した。

外部リンク

 

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