うたのすけの日常

日々の単なる日記等

下の孫娘が、ひと月ぶり転勤先から帰宅する

2017-02-12 13:57:40 | 日記

 平成二十九年二月十二日(日)

 昨日夕刻、孫が襖をノックして、顔を覗かせる。にこにこと嬉しそうで、帰宅はひと月ぶりと言う。そして指を見せて婚約指輪と目を輝かせ、恥じらう風。そうか、話はそこまで進んでいるのかと、こちらも面映ゆい。かみさんがおめでとうと手を握る。小さなダイヤがきらりとと光った。孫が去った後、あたし等の結婚当座のことが頭をよぎった。
 当時、婚約指輪も結婚指輪も無かった。今だったら非常識もいいところ、たちまち破談といった騒動になっただろう。辛うじて新婚旅行は相手の叔母さんのたっての頼みで、奥伊豆に。写真機も持たず、一帳羅の背広は質屋から受けだす始末だった。汽車も、乗り込んでから三等車から大慌てで特二に乗り換える始末だった。

 ふふふっと笑いがこみあげてきた。六十年も昔のことである。



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3 コメント

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特二に乗りたかった (志村建世)
2017-02-12 19:37:13
特二、特別二等車とは懐かしや。昭和30年代の旅のあこがれでした。私は乗る機会がなかったので、あとで鉄道博物館で座ってみました。
特二 (うたのすけ)
2017-02-13 15:40:39
今日は。 小生は後にも先にも乗車したのはその時だけでした。
Unknown (みどり)
2017-02-13 19:32:29
 お孫様のことですが、いつぞや就職のお話伺いましたが、その後、転勤とのことで、嬉しくもご家族皆様の寂しさをお察し致しておりました。早くもご婚約との喜ばしいご報告、羨ましいような慶事です。おめでとうございます。
やがては挙式のお便りも予測されますね。
病院通いの面倒など厭わず、末永くお元気でお過ごし頂きたいと思います。

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