観測にまつわる問題

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基礎知識:立憲主義とは

2017-10-03 20:01:18 | 政治システム・理論
立憲民主党についてですが、民主は分かるにせよネットを見ていると立憲の言葉にピンと来ない人は意外と多いのかもしれません。そこで立憲民主党の立憲とは何を意味しているのか考察したいと思います。といってもある程度政治の知識がある人はわりと皆ピンと来るのではないかと思います。明らかに民進党の看板安保法制反対の時の大義名分「立憲主義」を意識しているでしょう。細野氏が安保法制反対の人は厳しいと言って民進議員を選別する発言をしましたが、これに対して俺達は安保法制反対の考え方を変える気はないという意志表明以外のなにものでもないでしょうね。

立憲主義(ウィキペディア)

>政府の統治を憲法に基づき行う原理で、政府の権威や合法性が憲法の制限下に置かれていることに依拠するという考え方

つまり現状では政府は解釈せずに戦力不保持の条文そのままで行けよっていう主張を継続したいってことですね。日本はもっと自立してくれよっていうのがアメリカの主張のように見えますから、これは事実上の反米宣言だと筆者は思いますね。日本では政権を担ってきたからか反米保守の勢力は強くなく、左翼に反米が多いんです。オバマならまだしもトランプは日本に反米政権ができることを許さないんじゃないかな(内政干渉すべきではないですが)。お隣のアカい大統領の扱いとか酷いですからね(トランプを褒めています)。安倍首相の誕生祝いで日米の背後にブルーのカーテン(ブルーチーム我々チームを意味するでしょう)、韓国の背後にはカーテンなしの画像はフェイクニュースだろ?って感じでツボでしたね(保守速報 2017年09月23日19:15【【画像あり】トランプ大統領「ハッピー・バースデー、シンゾー!」安倍首相63歳の誕生日をケーキでサプライズ演出!)(北朝鮮情勢も緊迫していますし、筆者は今度の選挙でトランプとの関係を築いた安倍政権の継続を望みます。政権交代も望みませんし、自民党政権が続くとしても議席減の結果を受けての首相交代も望まないということです)。夜中に一人で笑ってしまいましたよ。あのサイトと筆者は主張が違うところはありますが、時々無理やり笑わせられるパワーがあってヤバいです。トランプの本音表現は恐ろしいぜ・・・。それは兎も角万にひとつもないと思いますがこういう主張の政権ができるってことは日本がレッドチーム入りに舵を切ったと判断できると思います。日本では左ほど中国・朝鮮の話を聞きますからね。

日本の左な方々が立憲主義を言い張り始めたのは筆者の知る限りそんな昔からじゃないです。仮に9条改憲が成ったら立憲主義を言っていた連中はピタっと言わなくなると予想しておきます。当たると思いますよ?そして立憲主義の主張は何処へやら直ぐに憲法を元に戻すとか言い始めるでしょうね。奴らがやりたいのは憲法を守ること(護憲)じゃないと筆者は思っています。守りたいのは特定アジアで日本の「非武装」を堅持するつもりじゃないかな?特定アジアは「歴史」を武器に日本を仮想敵国にしているように見えますからね。すぐ軍国主義ガーを言い始めるでしょう?まぁ筆者は日本も軍部が日本を支配したことや満州国の建国の経緯(謀略)とか疑問に思っているところはありはするんですが、それはそれとして、日本にはできないという前提で人並み常識的な武装もしない路線に賛成することはないですね。

民進党は改憲を必ずしも否定していなかったでしょうが、立憲主義を言いまくった民進党が改憲派だとは誰も思わないだろうと思います。常識的に考えて疑義がある条文(9条)を指1本触れるなって言っている奴は護憲勢力で、実際問題民進党は護憲勢力であり続け支持を落としていきましたよね。総論賛成せずにハナから(9条という)聖域をつくっている(聖域に触れたら反対に回ると言っている)人が改憲派を名乗っても誰も信じないと思いますが、中には9条改憲賛成でそれが成った後の安保法制にも賛成の人もいたのかもしれません。でもどう見ても立憲主義を言った人がほぼ護憲同様の動きをしたのは否めないですよね。幾ら詭弁を弄したところで、筆者は立憲主義を言う人は護憲であったし前向きに安保政策を進める気が無い正に抵抗勢力であろうと思っています。ああも言えるこうも言えると言ったところで、筆者的には詭弁じゃんの一言です。詭弁じゃないなら、日本できない子派、日本信じられない派の反日派ですね(日本死ねを評価する人達です)。まぁ筆者もブームに乗せられ易い日本に危うさを感じてはいますから、そういう意味では共通するところがないでもないんでしょうが、まぁ政策が全然違いますからね。筆者が彼らと交わることはないです。

筆者もゴリゴリの憲法改正派が立憲主義を言ったら聞きはしたと思うんですが(ただ安倍政権も苦戦していますし現実的ではないとも思ったでしょう)、護憲とセットの立憲主義に1ミリも魅力を感じていません。実際問題改正のハードルが高過ぎて中々解釈抜きで政権運営するのはキツイです。プラグマティストなら(政治家が夢見る夢子でプラグマティストじゃないと困るんですが)皆そう思うと思いますよ。ですから、現行の硬性憲法下で立憲主義はあえて言い切ってしまえば要らない子です。要らない子を前面に出して外交安全保障政策を語りまくった民進党の政策センスを筆者は全く評価しておりません。希望は小池の判断と手腕で何処まで現実的政策を堅持できるかですね。一番つっぱった方々を追い出したとしても、やっぱり我々は正しかったんじゃないかと思っている人達もいるでしょうから、どれだけ説得できるか従わすことができるかですよね。

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