観測にまつわる問題

今後、強化したいのは、先進国病への対処についてです。

放棄した領土は戻ってこない

2016-10-16 13:34:14 | 政策関連メモ
2島先行、5割が容認=ロシアとの北方領土交渉-時事世論調査(2016/10/14-15:57)

>時事通信が7~10日に実施した世論調査で、ロシアとの北方領土交渉をめぐる解決策について尋ねたところ、「日ソ共同宣言で明記された2島先行返還を優先すべきだ」と答えた人が49.8%に上った。

>調査では、「国後島、択捉島を加えた四島の帰属問題の解決が先だ」との回答が34.1%。「どちらとも言えない・分からない」は16.1%だった。

世論調査をそのまま信用しているわけではありませんが、安倍政権の交渉を認める人が多いのかもしれません。

ところで、戦前、日本の領土だったところは何処でしょうか?

本州(竹島含む)・北海道・四国・九州に加え、・南西諸島(奄美・沖縄(尖閣含む))・小笠原・南樺太・千島・朝鮮・台湾・新南群島・西沙群島が日本の領土でした。

敗戦によって、残ったのが本州・北海道・四国・九州で、サンフランシスコ講和条約で、権限を放棄しておらず戻ってきたのが、南西諸島・小笠原です。今話題になっているのは、千島・樺太ですが、朝鮮や台湾も日本の領土だったのですから、「日本の領土を回復する」なら、朝鮮や台湾の回復も求めなければ、論理的におかしいことになります。つまり千島・樺太の返還を求める勢力というのは、朝鮮人の懸念「日本がまた攻めてくる」というお話に根拠を与えることになります(竹島は放棄していない日本の領土なので、これに当らない)。期せずして(?)、朝鮮人にイガンチルの種を与えているわけで、「連中にエサを与えないでください」ということです。(日本の(職業)右翼は在日ともいう。マッチポンプではないか。だからそれを知る日本人は右翼の拡大を許さなかったのでは)朝鮮は要らなかったという人は今結構多いですが、台湾は?千島や樺太は何故必要?収奪型の欧米の植民地経営(多分。失礼!)に比べて、同化を計る日本式の領土拡大政策(武士の発想の延長線上に見えます)はコストが高過ぎたのでは?言い訳をしないのが、日本の美徳ですが、外国は説明しなければ分かりません。鎖国をするのでなければ(有り得ない!)、反省すべきは反省し、日本のことを分かってもらう努力が必要だと思います。慰安婦問題を見ても、その辺の努力が足りなように見えるのは、島国の島国たる所以でしょうか(勿論、韓国の言うことが間違っていることを説明すべきと言っています)。

サンフランシスコ講和条約で放棄した領土は、一々請求しないのが、日本の国益と言っていいでしょう。つまり北方4島が千島でないとし、返還要求するのが、論理的整合性のとれるMaxの要求です。日本政府やそれを応援した欧米の書いた絵ですから、基本的には信頼できるし、これも当っていると思います。北方領土で強硬論を唱える専門家も「4島即時返還」しか言いませんから、その辺は分かっていると思います。

4島即時返還論の妥当性は各々の判断に任せますが、交渉だから妥協は有り得ると思います。千島であるかないかが焦点ですから、歯舞・色丹の方が、国後・択捉(南千島ともいう)より帰ってき易いのは自明の理です。また、択捉よりは国後の方が、北海道の属島と言い易いでしょう。素人考えですが、放棄した領土を与えてもらうという論理構成もあるかもしれません。いずれにせよ、日本の秀才たちが出来る限りの交渉はすると思います。「害務省」論は、気宇壮大な素人考えか、民主主義を利用して、日本外交を操りたいスパイ達の戯言に過ぎないと思います。

アメリカは分かっていると思いますから、日米同盟を重視する安倍政権が交渉出来ているのでしょう。前に記事を書きましたが、ヒラリーからニュースという形でメッセージも送っています。

これも前の記事に書きましたが、沖縄が5000億でしたから、そんなに高い金は払えないと思います。

最後に、ソ連の中立侵犯を責める声もありますが、どうでしょう。確かにこれは非道です。ですが、日本もアメリカと戦争をするのではなく、ドイツと組んでソ連を攻めていたらどうなったでしょう(アメリカが勝手に参戦してきて3正面になるのを警戒したのだとは思いますが、だったらそんなに世界を敵に回すこと自体が間違いではないですか?)。もしかしたら、違った歴史もあったかもしれません。ともあれ、負けは負け。潔く負けを認めた上で、ロシアがそういう相手と理解したうえで、つきあうのがいいと思います。中国が攻めてきている今、二正面作戦は得策ではありません。潜在的な中国の侵略に悩むロシアと対話し新しい関係を構築することが重要です。
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きいて!きいて!
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