観測にまつわる問題

遊びに行ってきます。それでは。

ベネズエラ、そして中国

2017-09-21 14:47:34 | 注目情報
トランプ(米流に気安く呼ぶならドナルドなんでしょうが、まぁ名前呼びは恥ずかしいというか照れるので止めておきます)が、ロケットマン政権と並んで国連で批判したイランとベネズエラ(トランプ氏、「ならず者国家」と非難 北朝鮮やイラン 国連演説で 日経 2017/9/20)について調べましたが、南米の国はあまりみない(日本の物理的な裏側が南米(正確にはブラジル~アルゼンチン沖)せいもあって、いろいろ発見があって面白かったのでまず簡単に纏めます。

>ベネズエラのマドゥロ大統領については「かつて繁栄していた国家を崩壊の瀬戸際に追いやった」と酷評。

ベネズエラ・ボリバル共和国(Bolivarian Republic of Venezuela)基礎データ(外務省)

筆者のベネズエラ(固有)のイメージはチャベス反米政権(伝統的には親米国)・石油・野球ですね。良くも悪くも目立つ男チャベス氏(存命だったらトランプと揉みあいの喧嘩になったでしょう!)亡き後スッカリ日本では目立たなくなったベネズエラですが、マドゥロ政権とやらは初めて知った次第です(失礼)。極端から極端に走り過ぎじゃないかと。ちなみにチャベス大統領の発言に関してはウィキペディア参照(>ブッシュ政権下のアメリカ合衆国、及びアメリカの従来からの覇権主義に対してはきわめて批判的立場であり、ラテンアメリカの米州機構からの独立性を高める「中南米カリブ諸国共同体」の結成を唱えていた。9・11テロ後に「テロとの戦いは支援するがあらゆる方法が容認されるものではない」としてアメリカのアフガニスタン侵攻を非難した。大統領特別番組では「この宇宙に存在する最も邪悪な存在!悪魔の象徴!それは、ジョージ・W・ブッシュ」と批判していた。また、「ブッシュはアメリカ史上最も知能指数の低い大統領だ」という挑発的発言もしていた>2006年9月20日、国連総会にて行われた一般演説において、チャベス大統領は壇上に立つとき、以前この場所で演説を行ったブッシュ大統領を暗に仄めかし「この場所にかつて悪魔がいた。いまだに悪臭が漂っている」と言い、厳かに十字を切るパフォーマンスを行い会場をどよめかせた>2009年9月23日の国連総会における一般演説では、「ここにはもう悪臭がしない。希望のにおいがする」とオバマ政権の発足を改めて評価。さらに、オバマ大統領が国内で国民保険制度改革に関して「社会主義者」と批判されていることに言及して「(オバマ大統領、)社会主義陣営にいらっしゃい。一緒に『悪の枢軸』と戦おう」と発言・・・一方で「味方陣営」の酷すぎる人権弾圧に関しては完全無視。中国・ロシアその他レッドチームと友好的な典型的な左翼暴言王ですね。中東の暴言王アハマディネジャド氏と同時代でそれなりにニュースに取り上げられていました。日本の左翼に暴言はあっても小物しかいませんが、アベガー、アベガーとひきつけをおこす様は万国共通の左翼の行動様式のようです。嫌だ~悪魔だ~と感情論をがなりたて特に理由無く自分達に都合の悪い政権をヘイトして大衆を煽動するマニュアルが左翼にはあるんでしょうか?)ベネズエラの石油埋蔵量は極めて豊富のようです(>べネズエラは,世界有数の石油産出国であり,同国経済は石油収入に大きく依存している。原油の確認埋蔵量は,オリノコ川北岸の超重質油(オリノコタール)も含め,2,965億バレル(2012年,BP統計)と世界第1位を誇り,生産量ではメキシコに次ぐ中南米第2位(2012年,BP統計)の原油生産国である。さらに天然ガスの確認埋蔵量は5.6兆立方メートル(2012年,BP統計)と世界第8位で,この他にも鉄鉱石,ボーキサイト,金,ダイヤモンド等を豊富に産出する)(オリノコタール 石油・天然ガス用語辞典 JOGMEC)。ベネズエラの野球に関して知らない人はウィキペディア参照。名選手製造機ですが、ヤクルトで活躍したペタジーニとか西部で活躍したカブレラとかの頃はまだ筆者も野球の情報を入れていた頃なので馴染みがあります。ペタジーニは25歳年上で友達の母親(!)オルガ夫人と結婚しており注目を浴びましたが(当人も隠していません)、今は離婚して18歳年下の女性と結婚しているとか。

ベネズエラの社会主義に関してはNewsweek 2016年5月19日「「国家崩壊」寸前、ベネズエラ国民を苦しめる社会主義の失敗」(日本語で読める週刊の国際情勢専門誌はNewsweekぐらいで最近は毎週買って読んでいます)参照。

>信じられないことだが、原油の埋蔵量で世界一のベネズエラが、今や原油を輸入している。ノーベル経済学賞を受賞したミルトン・フリードマンはかつて「もし社会主義政権にサハラ砂漠を管理させたら、すぐに砂が足りなくなる」と語ったが、ベネズエラの状況はその説明にぴったり当てはまる。

>社会主義政権の下、食料やトイレットペーパー、紙おむつ、薬などのあらゆる必需品の不足も深刻を極めている。すべて政府による計画経済や通貨統制、物価急騰が原因だ。

>IMF(国際通貨基金)によると、社会主義体制下の18年間に政府が浪費を続けたおかげで、ベネズエラのインフレ率は720%に達する。凶悪犯罪の発生率も世界最悪で、メキシコのNGOが発表した「世界で最も危険な都市ランキング」では首都カラカスがワースト1位になった。(2016年2月5日付「インベスターズ・ビジネス・デイリー」)

アジアにおける社会主義政権の経済的失政の象徴としては北朝鮮のデノミ(ウィキペディア)が挙げられると思います。このデノミは北朝鮮の目から見ても失敗で「責任者」(朝鮮労働党計画財政部長)は処刑されています。最高指導者とやらは何を指導しているんですかね?今は北朝鮮ウォンを諦め(?)外貨(ドルや元)(参考:北朝鮮で外貨流通量が急増 古澤襄 個人ブログ 2013.08.26)を使っているようですから、外国が制裁に本気を出したらイチコロなのでは?他人のフンドシで相撲をとっているのに、北朝鮮はユウキありますね(笑)。通貨の信用は国家の信用でしょう。北チョンどもはインフレがどうしようもないので、他所様の信用を借りた上でその他所様を殴りに行っている状態ですね。

それにしても世界一の石油埋蔵国(ただしオリノコタールは質がよくありません。オイルサンド(ウィキペディア)参照。不採算資源として長らく放置されてきた資源ですが、埋蔵量の豊富さから石油燃料代替資源として注目を浴びているようです)が原油を輸入するというのは異常事態というより他ありません。失敗国家ランキング
(英語)(2017)では見事南米唯一のオレンジ色に輝いております。これを見ていると日本やアメリカの評価はそれほど高くなくトップはフィンランドで北欧・ドイツが続きますから、そうなのかなと何とも言えない気分にはなりますが、これもひとつの評価なんでしょう。

>「飢えをしのぐために犬や猫、鳩狩りをする国民:ベネズエラでは経済危機と食料不足で略奪や動物狩りが横行」。(2016年5月4日付「パンナム・ポスト」見出し)

>ニコラス・マドゥロ大統領が、操業を停止した工場の差し押さえや経営者の逮捕など、政府による取締りの強化を表明。(計画経済に移行したアメリカが衰退していく模様を描いた)アイン・ランドの小説『肩をすくめるアトラス』が現実に。(2016年5月15日付BBCニュース)

>「瀕死の乳児にも投与する薬なし:機能不全に陥ったベネズエラの病院」

北朝鮮、路上生活の子を減らした金正恩の力(東洋経済 2017年03月30)

北朝鮮は今は食糧事情が改善しているみたいですね。ですから、ムンムン大統領は人道援助とかしなくていいんですよ?ま~た核やミサイルに化けるだけですから。筆者などにはロケットマンに経済運営能力があるとは思えず、ただただ恥じも外聞もなく他人の信用(ドルや元)をパクったから、安定したんじゃないかと思えますが。ハイバーインフレなど起こったら経済運営は不可能ですからね。このまま北朝鮮が核・ミサイル開発を続けたら国際社会の圧力が高まるのは必至で、犬・猫・鳩狩りが北朝鮮でも横行するのかもしれませんね。残念なことです。ベネズエラを擁護した学者はみんな恥をかいたようですが、北朝鮮擁護派の末路も知れていますね。自業自得です。

カナダ、ベネズエラに経済制裁 ブラジル企業は取引停止(日経 2017/9/23 6:40)

トランプ発言に続いて北米先進国であるところのカナダや南米の雄ブラジルも続いたようですね。

ロシアはトランプ発言前ですが、何故かベネズエラをおちょくっているようにも見えます(ベネズエラ大統領、自分はスターリンと似ている スプートニク 2017年09月18日)。スターリンに擬えていることを取り上げているのだから、褒めるつもりで記事にしたのかもしれませんが、腐しているように見えるのが西側目線です(プーチンのおかげで高まるスターリン人気 Newsweek 2017年8月24日(木)16時40分)。ベネズエラでこれから大粛清(ウィキペディア)が起こるとでもいうのでしょうか?

さてベネズエラが如何に危機的か分かってきた訳ですが、ここに助っ人が登場しました。中国です。

中国、ベネズエラ政府への支持表明 国連で外相が会談(ロイター 2017年9月20日 / 16:17)

トランプ発言と中国外相発言は19日同日で前後関係が良く分かりませんが、あるいはトランプの発言を受けて中国が利権を掻っ攫いに行った可能性もあります。商魂逞しいですね。どう見ても石油狙いでしょう。現状で中国にオリノコタールを開発できる技術があるとも思いませんが、中国石油化工集団(ウィキペディア)はカナダの油田・ガス田を買収していますしね(カナダはベネズエラと並んでオイルサンドの大埋蔵国)。

崩壊ベネズエラに迫る内戦の危機(Newsweek 2017年8月8日(火)17時50分)

ベネズエラは崩壊しており内戦の危機だという説もあるようです。どうなるか分かりませんが、意外と南米も面白いところはあるかもしれませんね。

(9月23日全面改稿)
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