観測にまつわる問題

「報道」「イスラムテロ」「インバウンド」次「自民党」仕込中「保守」「諜報」「米」「少子化」「憲法改正」「産業スパイ」

判断したのは誰?

2017-03-07 23:39:51 | 日記
【豊洲問題 石原元知事会見詳報(1)】「行政の責任は裁可した最高責任者」自分の責任認めつつ「混迷迷走の責任は今の都知事、小池さんにある」(産経ニュース 2017.3.3 18:08)

遅ればせながら、石原氏の豊洲問題に関する会見詳報を読みました(内容については本日一部訂正が出ています)。結論から先に書くと、石原氏に実質的な責任はないと思います。移転を思いついたのが石原氏ではないことは明らかですし、移転先を判断したのも石原氏ではありません。価格交渉したのも石原氏でありません。石原氏は行政のトップですが、肝いりでもない政策の逐一について、責任をとらせるのが無理があり過ぎるでしょう。不動産屋を行政のトップに据えれば、豊洲問題がなかった可能性も有りますが、不動産に関係ない他の業務が手薄になるのも明らかです。小池氏だって、このような問題は専門家ではないと思います。同じような状況だったら、同じような判断をするでしょう。自分ができないことを棚に上げて、人を厳しく追及するのは、人として間違っていると思います。政治家を選挙で選ぶのは、何にでも通じているスーパーマンを選ぶためではありません。都民の代表としての判断力があれば、都知事の資格は十分です。第一、議員は何をしていたというのでしょうか?都議会議員が行政をチェックしなければ、誰がチェックするというのでしょうか?当時の都職員や専門家、議員が認めた案が豊洲だったのですから、石原氏がそれを覆し、まだ見ぬベストの案を出すべきだったという方がおかしいのは明らかです。判断をしていない神輿に責任をとらせて溜飲を下げて、何になるというのでしょうか?それとも取引をやったことのないド素人トップに全て判断させることが都民のためになるというのでしょうか?石原氏の責任を追及したい面々は目を覚ませと言いたい。

石原氏の弁護(責任回避)をしているだけと受け取られるのもシャクですので、ではどうすべきなのか考えてみましょう。

まず、築地に問題が多いことは明らかだと思います。だから、移転の話が出てきました。小池氏は移転をダラダラ引き延ばしていますが、これは石原氏の言うとおり、不作為の責任が問われかねない事態だと思います。実際問題、地震が起きて、崩れるなど被害が出れば、誰の責任でしょうか?移転を引きとめる判断を下しているのは、明らかに小池氏です。豊洲移転のように、下から持ちあがった話ではありません。移転を止めるなら止めるで、築地の問題に真摯に答える必要があるでしょう。これこれこういう理由で築地をそのまま使いますが、こういうリスクがありますよ、許容してくださいと説明すべきです。知事は権力があって(小池氏は特に人気がありますから)、自分に都合のいい情報を流せますから、問題が浮かび上がりにくいですが、築地にそもそも問題があるのだから、移転を止めるのは、問題をそのまま放置することと同義だということが誤魔化されてはなりません。という訳で移転が正当なものとして話を進めます(一般に古い建物は建築基準が甘い訳です。大地震が周期的に来る関東でそのままにしていて大丈夫なのでしょうか?)。

結局、何処に移転するかが問題になります(価格交渉が適切だったのかも問題でしょう)。何処が良いかを判断するのは誰なのでしょうか?多分、都職員が判断しているし判断すべきなのだろうと思います(政治家が主導するケースも有り得ると思いますが、その場合は、政治家に責任があると思います)。その場合は、疑問があるなら、小池氏が聞き取り調査して、問題があるなら、それを発表すればいいだけです(この場合でも、権力を濫用し、ショー化すべきではありません)。何か石原氏が調べろというような話になっているようですが、筋が違います。問題だと主張しているのは、小池氏なのですから、小池氏に立証責任があります。小池氏にはそれができるだけの権限があると思います。職員に聞けばいいではないですか。辞めた人もいるでしょうし、あるいは浜渦氏あたりが判断した可能性もあります(知りませんが)。それも普通に呼び出して拒否された場合、百条委員会でも使うというのが普通のステップです。それとも、職員が石原氏が判断したなどと言っているとでもいうのですか?(それはないでしょう)事情を知らなそうな人を呼び出して、やりたいことは、ただひとつです。人気取りのためのショーです。記録も多く残っているでしょう。小池氏がその気になれば、事態の全容は明らかになると思います。

つまり、小池氏がやらないといけないのは、移転すべきかすべきでないのか巻き戻して判断することです。これは、同じ仕事を二度するということであり、失敗は許されません(五輪の会場移転で迷走したあげく何も変えられなかった小池都知事に責任の二文字はないのかもしれませんが)。見直しの過程で判断ミス・不正を見つけ、再発しないよう対策をうてれば(もしくは不正を処分できれば)、問題を捏ねくりまわした意味も多少はあったというべきですが、それはさておき、もう豊洲は整備されているという事実も有ります。判断ミスは責任を問えませんが、不正があれば(犯罪があれば)、責任を問えます。いいですか?別に即豊洲に移転したっていいんです。その上で小池氏が調査して不正を見つけられれば、それはそれでお手柄でしょう。だから、不正を調査しているから、移転はしないという結論は導き出せないのです。当時の豊洲移転という判断がベストだったかどうかは知りません。でも、今は豊洲移転がベストである可能性が濃厚でしょう(既に整備済みだからです)(地下水が科学的に特に問題もないことは明らかです。でもこの責任も取らないんですよね?小池氏は)。不正は調査チームでもつくって後から調査すればいいと思います。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 日ロ共同経済活動に特に問題なし | トップ | アメ車と非関税障壁 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

あわせて読む