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トランプのキューバ政策

2017-06-18 10:29:03 | 日記
大鑑巨砲主義でトランプの「強硬な」キューバ政策について反対の記事が出ていたので思うところをちょっと。

筆者はトランプの「強硬な」キューバ政策に反対しません。「強硬な」と書いたのは、それほど強硬じゃないからです。トランプは国交断絶を示唆していましたが、それは見送られています。

トランプ氏「前政権が結んだ合意を破棄する」 キューバ新政策を発表 「断絶」は見送り(産経ニュース 2017.6.17 11:21)

>トランプ氏が大統領選で示唆していた「国交断絶」は見送られた。両国の在外公館は維持され、直行便も運航を継続する。キューバ系米国人による渡航や送金も従来通り認められる。

>トランプ政権の対キューバ政策見直しに関しては、米企業の投資活動に悪影響を及ぼす恐れがあるなどとして、共和党の一部で慎重論が強かった。このため、大幅な転換には踏み切らなかったとみられている。

決断したこともそれほどはおかしくありません。

>トランプ氏は演説で、キューバのカストロ政権による人権侵害を「野蛮だ」と非難し、自由選挙の実施や政治犯の釈放、表現の自由の尊重を要求。これらが実現するまで「キューバに対する経済制裁を解除しない」と言明した。

>新政策ではカストロ国家評議会議長の娘婿が運営する軍ビジネス部門「GAESA」への締め付けを強化。米企業が同部門と取引するのを禁止するほか、米旅行者に対して軍部の経営するホテルに宿泊しないよう注意喚起する。また、米国人には「教育目的」を名目に認められていたキューバへの個人旅行が禁止される。

>さらに、トランプ氏はカストロ政権に対し、米東部で1970年代に警官を殺害してキューバに亡命した急進黒人組織「ブラック・パンサー党」のアサタ・シャクール元構成員の身柄引き渡しも求めた。

トランプがそれでもオバマ路線を受け継がず、より強硬な方に舵を切るのは、共和党内の支持を固め政権基盤を強くしたいからです。キューバから脱出してきた人でつくるキューバ人亡命組織が共和党の支持団体なんです(ソースなし。興味ある人は自分でアメリカ政治を勉強してみてください)。トランプはどう見てもやる気マンマンですからね。中間選挙を勝って大統領を続けるつもりです。それが普通ですけどね(反対派は当然嫌でしょう)。共和党主流派とトランプは対立しているようですが、共和党支持団体の言うことを聞いて支持を固めることで党内の争いを治めるつもりだと思います。

アメリカは二大政党制で対立も激しいので、日本で考える以上に、メニューが決まっていてガチガチのところがあります。政権基盤が固まらないと中々自由にはできないと思いますけどね。筆者はトランプが当選した時に、共和党とガッチリ組んで、後々で色を出していくのがいいと書いたのですが、それはこういう理由によります。トランプとしたら、公約実行こそ大切と思ったんでしょうけどね。トランプもちょっと上手くいってないぞと思っているでしょう。公約実行を煽ったであろうバノン氏は国家安全保障会議の常任メンバーから外されています。

国民の支持を失ったらもともこもありませんが、トランプもそんなことはしないでしょう。オバマ以前の政策にちょっと戻しただけですから。まぁ直接の利害関係がないなら、放置推奨ですね。外交と国内の政治力学は無関係ではありません。

こうした国内事情はアメリカ人はピンと来るでしょうから、アメリカ人で日本人にトランプのキューバ政策に反対してくれという人がいたら、トランプ反対派になってくれと意味はほぼ同義だと思います(共和党にもトランプの敵は多い)。利害関係もないのに、外国の政治・それも政権争いになんか介入できませんよ。そんなもんシカト一択でいい。

あるいは、自分の政治的立場を(日本で)表明してくれということですね。キューバは弱者ですから、弱者に優しい政治を目指すとでも思われているんでしょう。大鑑巨砲主義はそんなところ(釣られそうなところ)ありますよね。筆者は全然違いますけど。筆者は日本を弱者と強者に分けて二大政党制をやろうと毛ほども思っていません。そんなものはアメリカでやってればいいでしょう。日本は日本で、それは内政干渉でしかありません。日本には日本の風土があって、そんな二大政党制ではまったくやってきていませんので、絶対に失敗すると思います。失敗を勧める奴はとんでもない悪党だと筆者は思っています。てか、一度失敗してるやろ(民主党政権)・・・。何時になったら学習するのか?
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