観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「(理系人材と)GX」「北方領土」を考察・纏め予定。放置気味ですが、忘れた訳ではありません。

現場で働く水防団の役割

2017-07-30 07:41:04 | 政策関連メモ
鰻の密漁対策で記事を書こうと思ったのですが、ちょっと言及されていた水害について調べたら長くなったので分離します。

鰻、食いたしと思えど… 佐野慎輔(産経ニュース 2017.7.29 12:54)

>いまが夏土用の盛り。九州や東北では水害が大きな傷痕を残し、不自由な避難所暮らしを余儀なくされている方も少なくない。

>そこに思いを致せば口にはできないのだが、つい弱音がもれる。「言うまいと思えど今日の暑さかな」

水害と言えば、安倍首相は九州の水害にいち早く対応しましたが(フェイスブック参照)、どういう対策があるのかなと思って「水害対策」で検索をかけたら、政府広報オンライン「河川の氾濫や高潮、都市型水害など、水害からあなたの地域を守る、「水防」」が一位で出てきました。確かに増水した危険な状態の川とかよく見ますし、ときおり溢れたりもしますよね。安倍首相も現場主義を言っていますが、それはその通りで、地元の水防団(消防団)の活動が重要なのかなと思いました(>水防(消防)団の団員は、非常勤の特別職地方公務員という身分で、水害から地域を守るために、ふだんから土のうの適切な積み方や、堤防を応急的に補修する工法、溢れた水を排水する方法などの「水防工法」を学んでいざというときに備えます。)結局、水が堤防をこえないように土嚢を積むとか(水が溢れなければ水害もありません)、堤防が決壊しないよう補修する、溢れてしまったら排水する、そういう水防団(消防団)の現場での地道な活動が極めて大切なのではないでしょうか?ただ、水防団員の減少・高齢化が進んでいると言います(>近年は、団員の数が減少し、団員の高齢化も進んでいることから、水防活動を充実させるために、新たな団員の参加が求められています。)。何らかの対策が必要と思いますが、報酬の引き上げも一案でしょう。「水防団 報酬」で検索をかけたら、何故か総務省消防庁の消防団報酬ページが一位で出てきました。そこで「消防団 水防団」で検索をかけたところ、内閣府の「消防団水防団」のページが出てきました。(>水防は古くから村落等を中心とする自治組織により運営され発展してきた歴史的経緯等から,第一次的水防責任は市町村(あるいは水防事務組合,水害予防組合)が有している。>水防団員数は,最近の水防そのものに対する認識の低下と相まって減少傾向にあることに加え,大都市周辺における団員の地域外勤務による昼間不在,あるいは季節的地域外勤務による長期不在のため,現実には出動できない団員の増加等が進んでいる。
このような状況に対処するため,水防管理団体は,毎年,情報伝達訓練,水防技術の習得,水防意識の高揚等を目的とした水防団員等に対する水防演習を実施している。また,水防団の活動に関する住民へのPRと水防団への参加の呼びかけとともに,水防団員の処遇等の改善措置が図られている。)元々歴史的経緯から地域のボランティアが水防を担ってきたようです。ですから処遇の改善があると言っても、あるいは無報酬ないしそれに近い状態なのかもしれません。豊かな現代っ子は、無報酬のボランティアは中々やらないと思います。消防団はしっかり待遇のアナウンスがあるのですから、市町村に責任があるのは分かりますが、何らかの形でもっとアナウンスするべきだろうと思います(水防団の報酬を検索したら消防団の報酬が出てきてしまうのだから、どう見ても水防団はおなざりでしょう。消防団で検索したら、一位に消防庁のオフィシャルサイト、2位に愛媛県(筆者の居住地)の消防団ページが出ますが、水防団では、一位にウィキペディアが出てきてしまい、2位ではあまり充実していないようにも見える国土交通省のpdfが出てきます。)。大都市の団員の地域外勤務による昼間不在の問題は、地元の公務員を組織してしまうということも考えられますね。教職員が部活動の顧問をするようなものでしょう(自分が活動するんですが)。

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