観測にまつわる問題

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イランに関してはトランプの辛抱に期待したい

2017-09-23 14:02:38 | 注目情報
イラン、新型弾道ミサイル「ホラムシャハル」を公開 対米関係緊張か(産経ニュース 2017.9.22 23:19)

>ロウハニ大統領は軍事パレードで、ミサイル開発は防衛目的だと改めて強調した上で「イランは今後もミサイル能力の増強を続けるだろう」と演説。同ミサイルは近く革命防衛隊によって運用され、AP通信は射程内に敵国イスラエルも含まれると伝えた。

軍事パレードの計画は元からあったんでしょうが、トランプの国連演説は意識した発言でしょうね。こんな経緯もあったようです。

>トランプ氏は2015年にイランと欧米など6カ国が結んだ核合意を「最悪の取引」と繰り返し批判し、見直しを示唆。今月20日には合意をどうするか「決断した」と明かしており、近く発表するとみられる内容に注目が集まっている。

射程は約2000キロで大体エジプトからギリシアを結んだ地中海上まで届くという主張のようですね(イスラエルがちょうど収まる範囲)。かつて2007年頃にも射程2000キロのミサイル開発を行い後に1300キロと訂正した経緯があったようですから(イラン、射程2000キロの新型長距離弾道ミサイル開発を発表 AFPB 2007年11月27日 22:52)、何処まで本当かは分かりませんが、イランというのもイスラエルに対する攻撃力を持たなければ気が済まないところもあるんでしょう。

トランプはイスラエルの味方ですからイランに対して怒り出すのも無理は無いですが、核を凍結している以上、射程範囲外の欧州が殊更怒り出すことはないように思えます。穏健派が譲歩して報酬が制裁だったら譲歩する勢力はいなくなりますからね。日本もイランと北朝鮮がミサイル関連で協力を深めない限りは、殊更叩きにくい。イランと北朝鮮の関係(ウィキペディア)を見ると、やはり関係がないとも言い切れないように思えます(>イランの元情報通信技術大臣であるモハンマドハサン・ナーミーは、北朝鮮の金日成総合大学で博士号を取得した人物である)。北朝鮮が米まで届くミサイル技術を開発した後、イランに技術を提供して見返りに金や石油を得るというシナリオは有り得なくもないでしょう。北朝鮮のような国が核武装国と認められれば、イランが北朝鮮に習って米や欧州まで核ミサイルを届かせ、アハマディネジャド氏のような人物が選挙で勝って、世界の混乱の元凶になる可能性もあります。ですから、イランに対してできる監視をすると共に、北朝鮮との関係を断つよう求めていくことが大切なのではないかと思いますね。

イスラエルや親イスラエル派は不安でしょうが、ちょっとここは辛抱してほしいですね。核が凍結されている限りは、ミサイル防衛とイランに対する空爆能力でイランに対する抑止はそれなりに効いていると考えられます。問題は核開発をまがりなりにも止めたイラン穏健派が制裁され、北朝鮮が核放棄をしたら平和的発展ができるという望みが消えて無くなってしまうことです。その結果今ならアメリカ本土は何ともないかもしれませんが、同盟国日本や韓国に無用な大被害が出ることになります。

まだイラン包囲網は時期じゃないようにも見えますね。ISISは終わりかもしれませんが、アサド政権は残りますし、アフガンも終わっていない。北朝鮮が今の最大の国際問題の焦点ですから、軍事的に戦線は広げすぎない方がいいのではないでしょうか?ロケットマン制裁には反トランプ的なメルケル氏も賛成している訳ですから、まずはロケットマン制裁を着実に実行させた後で、イランのやり過ぎを捉えて叩いていくのが正解でしょう。世界も全部が全部アメリカの思惑通りには動けませんよ。トランプのような人は力が強すぎて多数派工作が苦手なところもあるのかもしれませんね。
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2 コメント

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Unknown (めろん)
2017-09-24 02:05:41
私はまったく新イスラエルじゃありませんし、むしろイスラエルのやりすぎに腹が立っているくらいですが現実的にはイランにも折れてもらわないとマズそうです。

いま中東でシャリーアという法律を使用しているのがサウジアラビアとイラン(アフガニスタン)だそうです。というかワッハーブ派とシーア派かな?いわゆる神権体制と過激派が結びつく原因がシャリーアという法律にあるようで、トランプ大統領はこれを変えたいみたいです。現にサウジのサルマン皇太子はワッハーブ派の取り締まりをしてますね。アルカイダに支援していたであろう王子も急死しています。サルマン皇太子が進めているビジョン2030は民主化に繋がるであろう改革ですのでワッハーブ派を無力化できていれば民主化した際にシャリーアを適用することもないのでしょう。

https://www.newshonyaku.com/2017年トランプ国連スピーチ全文-12/

http://parstoday.com/ja/news/iran-i35269
ここでイランがトランプ大統領の国連演説は奇妙だったと言っています。確かにイランからすれば奇妙に思うのも納得。間違った民主主義と言われ、イランの人々が一つの選択に直面する日が来るでしょうと言われ、彼らは貧困、流血、恐怖の道を続けるのでしょうか?と言われ。

ネタニヤフがラテンアメリカと関係改善したらズィンミー制度という不平等な共存を強いられてる異教徒にも変化があるだろうことに気づいてないから。いずれにしても変わらないとマズイのはイランの法律に変わりないようです。
https://erico.jp/comment/archives/96

で、これらが解消されて中東全体でイスラエルの存在を認めることができたらシリアにゴラン高原の返還をイスラエルが再度検討せざるを得ないみたいですし、水不足に悩む中東も変わる可能性があるとの記事もありました。こうなった場合、最も理不尽で深刻な水不足に悩まされているパレスチナが救われるらしいです。
https://www.google.co.jp/amp/s/jp.globalvoices.org/2016/09/21/42738/amp/

また第3次中東戦争以降、反イスラエルになってしまったラテンアメリカで差別され始めたユダヤ人がイスラエルへ帰るため人口の増えすぎによる入植という事情もあるらしく、ラテンアメリカとイスラエルの関係改善はパレスチナとイスラエルの平和的な共存には欠かせないものとなっていると。過去を振り返ればイスラエルにも原因はあるのでしょうが、未来を考えたらそうは言ってられない現実があるみたいですね。

核合意の破棄はやらないでしょうがズィンミー制度を廃止するよう交渉するのかなとは思います。
Unknown (めろん)
2017-09-24 02:37:24
イランがロケット発射したのいま知りました笑。まぁでもトランプ大統領の国連演説で名指しはないものの、あれだけ中国を批判しながらお礼を言える大統領ですから核合意破棄はしないでしょうね(^◇^;)サウジとイランのシャリーアによる宗派差別や弾圧が最優先で、いわゆる大シリアに近いような中東になれば安定するのかなと。そのためにはサウジとトルコもクルド人に対して宥和的にならなければならないし。となるといずれトルコはEU入るんだろうなと想像してますがEUはまた別問題ですのでここまでで。度々失礼しました。

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