うすっぺらの素 セカンドシーズン

うすっぺらの素のセカンドシーズン。

小説(オリジナル・着ぐるみもの)

2017-02-27 10:49:15 | 日記
注意、着ぐるみフェチ向け
主人公は男


自分は美少女の外見をした2次元キャラクターみたいな着ぐるみを着るのを趣味にしている。
前からその着ている画像を撮影してはネットに上げてみんなの反応を見るのを楽しみにしたりとか。

そんなある日。俺の通う高校の文化祭でクラスの出し物をすることになった。
やるのは「メイド喫茶店」だ。

クラスで役割分担を決める際の会話
「やっぱりメイド役は女子がいいかなー。男子ら女装してまでやりたくないだろうし」
「そうだねぇ、男子がやると気持ちわるがられるから裏で料理がいいかも…」

そんな声が飛び交う中に俺は言った
「いいこと思い付いた。あの…俺、メイド役やってもいいよ」

「はぁ?あんたは女装するの?」

「いや、着ぐるみで…」

自分でも思いきった決断だったが、着ぐるみでメイドをやりたかったのだ。

実は実際に自分の着ぐるみ姿を見せたことは一度もなかったので
これはいいチャンスだと思い、決断した

恥ずかしいかもしれないが、チャレンジ精神で頑張ることにした。

しかし自分が着ぐるみをやるとみんな驚くだろうなぁ。
こんな格好で人前にでたらみんなどう反応するのか・・・・

・・・そして文化祭当日になった。
クラスのみんなにメイド着ぐるみ姿を初披露となった。

中身が男と分からないように着替えもしっかりやって
ついにみんなの前に…

みんなが反応する
「うわぁ、かわいい…」
「すげぇ!こんなのがいたらこれはみんな注目を浴びてしまうな!」
「本当に中身が…?」

割とみんな良い反応で嬉しかった。
自分もみんなの前に着ぐるみで姿を表すまえは不安と恥ずかしさがあったが、好評だったので楽しくやれそうだ。

しかし、実際着ぐるみで動く際に不便な所とも初めて感じたのであった。
やはり着ぐるみなので前が見辛いしマスクで息苦しさも感じるのだった。

大丈夫かな…


そんな着ぐるみでメイドをやり遂げる不安があったが
正直着ぐるみを人前で演じることかできるの楽しみだった。

文化祭がはしまり、店がオープンする。
早速着ぐるみがいるメイドさんという噂が口コミで広がり、店はなかなかの客人だらけだった。

「うわぁーなにこれかわいいー!」
「あの人何だー?」
「中身は誰…」

色んな反応があり、みんなの視線が熱い。
恥ずかしい気分もあったが注目してくれて嬉しい気持ちが大きかった。

しかし、着ぐるみだから困ることも分かった

「着ぐるみってしゃべることできないんだろ?それじゃ注文とか聞けなだろー。章がない、あんたは作った料理をテーブルまで運んでくれ」

そう言われたのて自分は主にテーブルまで料理を運ぶ役とやってしまった。

見辛い着ぐるみの視線でテーブルまで料理を運ぶ
と、いうのが簡単そうでやたらムズカシイ。

何回も料理を落としそうになったのだ。
でも、なんか、料理を持ってきた着ぐるみさんの反応をみた人を見たらなんか嬉しい。

少し時間があったのでちょっと、着ぐるみばっかりじゃ疲れるので誰もいないところでマスクをって休憩していた。
が、たまたまそこにいた人にに気づかずマスクとった自分と目が遭った!
俺はすかさずマスクを再び着用した。

着ぐるみ活動もこんな苦労があるのだ。

そんなこともあったが、見てびっくりする人、スゴくはしゃぐ人、見てからひょうじょうに困る人、そして話をかけてくる人…とにかく様様だった。

着ぐるみのイベントってこんな感じなんだなぁって思った。

時間はあっという間に過ぎて店は終了。
店は大反響であってクラスのみんなからは

「お前のアイデアがよかったなぁ」

誉められた。自分はただ着ぐるみを演じてみたかっただけでたったのに。

今回で着ぐるみメイドさんに変身できた経験はとても大きかった。
さて、次はどんなことにチャレンジしてみようかな。


END

最新の画像もっと見る

コメントを投稿