少林寺流空手道拳昇会

道場案内・活動記録・会員間出来事など

TNRという活動ご存知ですか?

2018-02-16 23:35:27 | 日記

去る2月4日のこと 夜8時~9時 

かねてからTNR活動をされているベテランのおばさんの働きかけや野良猫の世話をされているおじさんの援助のおかげで、私が気にかけていた近所の黒猫5匹とキジトラの子猫が見事捕獲されました。私も初めて捕獲の現場に関わりお手伝いをしました。TNRとは簡単に言えば、野良猫を捕獲し、不妊手術を施し、元の場所に戻す活動のこと。今回お願いしたのは、池田市にある「のらねこさんの手術室」という野良猫専門の病院(北摂TNRサポート)。この病院は捕獲器の貸出しや捕獲後の送迎までしてくれ、通常の手術代よりかなり安い費用で手術や術後のケアをしてくださるTNRサポート専門の有難い病院です。

まるで風呂敷包みのお荷物みたいですが、捕獲後、すぐに布で包んであげると安心しておとなしくなる。(下記写真は手術後のもの)

今回捕獲された仔達の術後写真 病院から写メを送っていただきました。      さくらみみ(不妊去勢手術をした印の耳V字カット)に!。野良猫達の勲章です!!

二日後の6日夜には、地域に戻り、すぐに元気に飛び回っています。その姿を見かけてほっとしましたし、捕獲後も甘えて寄ってきてくれたのでなおほっとしました 

のらねこさんの手術室スタッフの方からのメッセージ                        「おひとりでも多くの方に、TNRという活動の存在を知っていただき、1日も早く殺処分がなくなり、少しでも人と猫が命を認め合い共存できる社会になるようにと思います。」

多くの方のご理解ご協力を得て、野良猫が地域猫として安心安全に人間社会に溶け込めることを!殺処分という悲しい現実がなくなってくれることを!私も心から願います!!!。              活動の意図ややり方がわかりやすく掲載されていたので、「公益財団法人動物基金」サイトから拝借して以下に掲げます。

Trap(トラップ): 捕獲すること

注意
  • 猫がけがをしないように気をつける。
  • 連絡先、目的など書いた張り紙をつける。
  • 捕獲機を仕掛けている間、その場所から離れない。
  • 猫が捕獲機に入ると速やかに布で捕獲機全体を包み込んで猫を安心させる。

Neuter(ニューター): 不妊手術のこと

注意
  • 不妊手術済みの目印として、猫の耳先をカットします。
  • 全身麻酔がかけられているので、猫は痛くありません。
  • 出血もほとんどないです。

Return(リターン): 猫を元の場所に戻す

注意
  • 猫ボランティアさんは術後経過観測をすること
  • 餌は置き餌をせず、猫が食べ終わるのを待ち、あとかたづけと掃除をすること。
  • 捕獲もれの猫は速やかに捕獲してTNRを行う事

どうぶつ基金が2005年から動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
どうぶつ基金では,従来型の地域猫活動では、話し合いをしている間に猫の頭数が倍増してしまい、当初の予算では実施できなくなってしまうケースや、公園や大学など、いわゆる“地域”が無いケースが多くあることを鑑み,「TNR先行型地域猫活動 」の推進を行い,広義の地域猫活動等の活動支援を行っています。

目印はとっても大事

平成26年度のどうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業で、63匹の猫にみみ先カットの目印がなかったために、2度捕獲されました。
この猫たちは麻酔後みみ先カットを施し、元の場所に戻しましたが、猫にとっては捕獲や麻酔のリスクを2度も受けたことになります。
人社会の片隅で生きているノラ猫たちが生きていくためには、不妊手術を施し、これ以上増えないことを主張していく必要があります。
それには、だれが見てもわかる目印が必要になってきます。
それが、さくら耳(みみ先カット)です。

さくら耳にするのに痛くないの?

不妊手術をする時、麻酔が効いている間にします。 だから痛くないです。 出血もほとんどないです。 麻酔が覚めてからですが、動物は人間よりも痛みに鈍感だと言われています。

さくらねこ?

「さくらねこ」とは、不妊手術済みのしるしに、耳先をさくらの花びらの形にカットしたねこの事です。この耳のことを、さくら耳といいます。

猫や鳥など身近な生きものの命を尊重できるかどうかは、人間社会のバロメーター。

 

年間9万9千頭(平成25年度)を超える日本の殺処分数は、犯罪率や自殺率にも関連し、子どもへの影響も大きな社会問題です。殺処分ゼロを具体的に実現するには、猫ボランティアさん(猫にえさをあげ、お世話している人)たちに協力してもらって、捕獲器で捕まえ、協力獣医さんに不妊去勢手術をしてもらって、元の場所に戻すのが一番だと言われています。子猫を産まなければ殖えることもなく、殺処分する必要もありません。この時この猫は不妊手術済みですということが他の人にもわかるように、麻酔中にみみ先を少し切ります。みみ先カットは、命の尊重と「この猫のうしろには世話をする優しい人がいる」というしるしです。地域の中で生きていくみみ先が少し切られた猫は、きびしい現実社会にヒトの心の温かさを灯しています。

 

 

ぼくらさくらねこです

一代限りの命をやさしく見守って
不妊去勢手術の可視化にご理解を。

せっかく自由に生きているノラ猫を捕まえて、手術して耳まで切っちゃうなんて残酷な、という人もいます。でももっと残酷な殺処分十数万頭という現実が猫たちには迫っているのです。手間とお金在出してでも、猫たちに生きてほしいと思う人たちの心の現れ、「さくら耳のさくらねこ」。この思いが世の中で見えるようになることで、じっさいに殺処分される猫が減っています。