風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

8-089春のパリ4

2013-06-12 20:41:51 | 旅日記

風の谷通信No.8-089

さて、初日の雨の中、ノートルダム寺院の裏側からサン・ルイ島を通って対岸へ出たあとリュクサンブールを目指して歩き始めたものの、一向にソルボンヌへ出ることができず、訳も判らずにどんどん南へ進んでしまいました。交叉点に立つ度に道路標識を確かめるのですがどうにも要領を得ません。それもそのはず、全くの露地へ入り込んで歩きまわっていたのでした。幸いにもパトカーが集まっている建物が見えたので見回すと、日本の交番のような建物があって、お巡りうが数人いたので訊ねました。日本に興味のあるらしい若いお巡りが英語で案内してくれました。日本人か?日本のどこから来たのか?といった質問をしてきました。神戸は通じましたが、姫路はさすがに通じませんでした。知っていた城の話をしようと思ったのですが残念。

彼は言いました「前の道を真っ直ぐにゆけば、サンミッシェル教会に出る。そこで左へ曲がれ」と。前に見えている狭い道を真っ直ぐに行くと突き当たった。しかしサンミッシェル教会は見当たりません。三角の街角広場があるだけで、教会らしい建物も見えません。やれやれ・・・と左折したが、これまたリュクサンブールに行けそうもない。・・・・・・・・まぁとにかく雨の中を曲がって登って降って曲がってなんとかリュクサンブールにたどり着きました。こんなことなら、最初から真っ直ぐにノートルダムへ出てそこからサンミッシェル通りを登れば良かった。あぁ後の祭り。ちなみに、このサンミッシェル通りとお巡りが言ったサンミッッシェル教会とは全くの無関係です。ややこしいことよ。

リュクサンブール公園は緑が一杯でした。つまりマロニエの花はほとんど散り終えていました。2年前に来たときは秋の枯葉の季節でしたが、今回は強い雨が緑の葉から滴り落ちる季節でありました。マロニエの歩道は暗いほどに深い緑に覆われていました。

公園の門前にあってサンミッシェル通りの一番目立つ場所にあるカフェに入って昼食を済ませて、通りをセーヌへと降りました。小降りになった雨の中をとことこ歩いて歩いてまた歩いてオルセー美術館にたどり着きました。今回の目的地の一つです。

ところが雨の中というのにズラーリと人の列です。逸れも勅撰一列ではなくて、綱を張って折り返し折り返して人の列です。目算で焼く800人くらい。まぁやがては減るだろう・・・と期待を込めて小一時間待ったけれでも一向に減りません。次から次へと人の波が続いて、いつまでも同じ長さの列が残っているのです。それもそのはず、この日は国民の祝日で日月曜日の連休だったのです。教えられてはいましたがすっかり忘れていました・・・・・・。入り口前の広場でただただ立ち止まって人を波を眺めているとさすがに疲れてきました。遂には諦めて、セーヌを渡りオランジュリー美術館へ行きました。ここにも人の列がありましたが早いうちに入館できました。

ここですばらしいものを観たのです。それは次へ。(本文訂正済み)

 

 

 

 

 

 

 

 


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