風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

11-100ノーベル平和賞・コロンビアからの通信

2016-10-08 12:35:01 | この道の先に

風の谷通信No.11-100

今年のノーベル平和賞がコロンビアのサントス大臣に送られることに決まった。国内の和平交渉は国民投票により否決されて一旦は頓挫しているが、歴史の進む方向が逆転することはあるまい。

受賞に関連して同国内部の状況を報じた在ボコタ田村剛記者(朝日新聞)の解説記事が印象に残ったので一部分を記録に残しておきたい。

 

記事自体が地元記者の記事の引用であるから、以下の核心部分の記録は「孫引き」になる。

 コロンビア政府軍とFARCが激しい戦闘を繰り広げていた1990年代、地元記者は、次々と運ばれてくるゲリラの遺体の様子に言葉を失ったという。ほとんどが10代の少年少女。「顔に銃弾の穴があいた少女の死に顔を見た時、悲しさで仕事を辞めようと思った。」同じ国民による泥沼の戦いだった。
 農村では子供たちが強制的にFARCの戦闘員にされた。ゲリラと疑われた市民が、政府軍や右派民兵に虐殺される事件も相次いだ。格差是正という「正義」を掲げた戦いは国を二分し、修復はもはや不可能にさえ見えた。 

 ・・・・・・・・・・・・・・

 いま世界では、テロや内戦が相次ぐ。背景にはイデオロギーや宗教を理由とした不寛容がある。
 

 コロンビアの人々が半世紀の間、体験してきた苦難に、いま世界中が直面しているともいえる。 

 コロンビアでも和平合意が問われた国民投票では、二分された国内の現状があらわになった。ネットには「ゲリラを許すな」という声があふれ、小差で合意反対が上回った。
 だが反対されたのは「FARCに甘い」とされる合意内容であり、戦いを求める市民はいない。国民投票後、首都ボゴタのデモでは平和を望む市民が「私は許す」と声を合わせた。 

 リーダーは、分断をあおることもできる。しかし、その決断次第で平和へとかじを切ることができる。・・・

                               引用抄録以上

さて、アベさん。隣国の横暴をタテに、憲法改正へと心逸るアベさんは、どうするか?どうあってもこの素晴らしい日本を世界の列強に押し上げるべく、一筋に憲法改正へと走りますか。それとも、人類の理想を掲げた現行憲法を尊重しますか。明治節を復活し、明治維新の偉業を讃え、美しい国二ホンを、強い国二ホンを求めて分隊行進しますか。

 

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