超音波(基礎実験)
超音波利用に関して超音波水槽の影響は大変大きく
弾性波動論に基づいて
十分に検討する必要があります
( 注: 冶工具の設計・製造も同様です )
弾性体への超音波の伝搬、あるいは超音波素子の弾性波動について検討すると
超音波減衰の要因や制御パラメータについて確認・理解することができます
特殊な金属・樹脂・合金・・・に対して
超音波の状態を適切に制御することで
様々な効果が利用できます
このとき、超音波の状態を制御する上で最も大きな影響が水槽です
水槽の構造、製造方法を
伝搬効率とのバランスをとりながら
工学的に設定する必要があります
こうして、必要から生まれた、超音波の測定・解析技術により
超音波専用水槽の設計・製造・改良技術が生まれ
新しい超音波利用に発展しました
適切な条件での超音波利用を検討すると
ゴム・特殊金属・樹脂・・・に対する実験確認が増え
従来の超音波利用のイメージからは考えられないような
応用(注)にも発展しています
注:超音波の伝搬状態を解析することで
樹脂に対する効果的な超音波照射は
経験や論理からの推測とは異なる場合が多数あります
(現状のレベルでは、実験ごとに測定して確認しないと
効果的な照射は推測できません)