超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

超音波<オーバーフロー>NO.20

2017-11-14 10:11:46 | 超音波システム研究所2011

超音波<オーバーフロー>NO.20




超音波<オーバーフロー>

超音波と<オーバーフロー>による
  液循環制御技術を利用して、
  超音波の伝搬状態をコントロールしています。
 < 超音波システム研究所 >



音響流
一般概念
有限振幅の波が気体または液体内を伝播するときは、
 音響流が発生する。

音響流は、波のパルスの粘性損失の結果、
 自由不均一場内で生じるか、
 または音場内の障害物(洗浄物・治具・液循環)の近傍か

 あるいは振動物体の近傍で
 慣性損失によって生じる物質の一方性定常流である。

音響流は、大多数の超音波加工工程、
 なによりもまず浄化、乾燥、乳化、燃焼、
 抽出過程での重要な強化因子であり、

 媒体内の熱交換と物質交換を著しく促進する。

加工工程での音響流の作用効果は、
 それらの速度と寸法因子によって決まる。


コメント
 ナノテクノロジーに代表されるように
 音響流に関する技術は製造方法を大きく変える場合があります

 洗浄を検討する場合、
 製造方法を理解し対応することで
 効率の高い洗浄が可能になると考えます

 そこで、音響流に対する正しい認識を持つことは大切だと思い、
  一般概念を提示しました

 音響流とキャビテーションや加速度による洗浄効果との関係は
 非線形音響学を応用すると
 説明の糸口が見つかるように思います

( 洗浄実態の説明は大変難しく、
  現実的にはほとんどが古い簡易モデルで行われています )
 
注1: 非線形音響学
  「線形理論に立脚した従来の音響理論と,
   流体力学で取り扱うような
   強い衝撃波理論を補完する橋渡し的存在である」

注2:音響流の影響として

   1)加速度の変化は、液全体の広がり方や流れに関係する

   2)高周波の音響流はOHラジカルの反応と思われる現象がある
     (化学反応の促進に関係する)

   3)従来のパラメータ(音圧)は大きくバラツク あるいは
     音圧値のバラツキが洗浄効果に比例する傾向がある

   このような事項に加え、
   洗浄物の大きさ・形状・材質により洗浄効果が
   変化しますので、
   音響流の効果を単純に評価することは出来ません

   しかし、音響流には適切な利用により
     液全体の利用と
     化学反応の促進を大きく改善(制御)できる事例があります
     
  今後、もっともっと注目されてよい現象(あるいはテーマ)だと思います

ジャンル:
ビジネス実用
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