自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

国民一人一人が平和を守るために考えよう ② 点と点をつなぐ

2017-12-17 10:21:40 | 自然と人為

 「人類に戦争は不可避であり、自衛のために軍隊が必要だ」と思わされているバラバラな個人が多くなると、政府の戦争を止められない。
 点と点をつなぐとは、物と物、人と人をつないでシステムを創ることだと解釈しているが、平和を守るために人と人を繋がなぎ、「戦争絶対反対」の人々の輪(システム)を熱意をもって創らなくてはいけない。

 スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ(抜粋20分)の言葉で有名な「stay hungry stay foolish」(全訳)がある。彼は「ハングリーであれ、馬鹿になれ」と、ある時は暴君になるほど熱中して点と点をつなぎ、コンピューター革命を実現した。
 アナザーストーリーズ 知られざるスティーブ・ジョブズ~伝説のスピーチの真実~(59分)
 じゅにあのTV視聴録 アナザーストーリーズ 運命の分岐点


 殺人や破壊のための兵器開発は、金儲けのために熱意なき技術者が動員され、戦争も金儲けのために憎しみを煽り国民を動員する。最初は自衛隊の海外派兵から始まるだろうが、国が自衛隊を戦争に派遣することは敵対する国をつくること。対立をエスカレートさせてはいけない。コンピュータ技術もあらゆる技術も金儲けのために戦争に利用されるが、そのことをあまり意識をしないで利用される技術者も多い。

 真剣な技術開発はジョブスの言うように「ハングリーであれ、馬鹿になれ」と一心不乱になるものだ。そんな気持ちで兵器開発が出来るだろうか。バラバラな個人は兵器開発に動員されても、日常の仕事だと思うだろう。良心なき政治家や国民に奉仕することを使命と考えない公務員も、金儲けのために政府が動くことに責任は感じないであろう。戦争の準備は金儲けのために日常的に行われている。ぜひ、スティーブ・ジョブズ~伝説のスピーチの真実~(59分)を、時間がなければ(抜粋20分)でもいいからご覧いただきたい。真の技術開発というものの熱情が伝わってくるであろう。

 アメリカは自己主張の強い国で世界中の戦争に関わっている。日本は武士道、剣道、柔道、相撲道に茶道、華道、書道と力から感性まで「道」にあふれた国である。「道」に溢れた日本が明治維新後戦前まで、西洋に追いつけ追い越せと「道」を踏み外してしまった。戦後70年、これまで維持してきた「道」をアメリカに従属して踏み外そうとしている。戦争は全ての道を踏み外す。再び「道」を踏み外すのではなく、「平和道」という新たな道を人と人をつないで創り、戦争放棄を世界に伝道して行こうではないか。

初稿 2017.12.17

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