自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

大学と基礎研究より軍事を大切にする知性のない危ない政治家

2016-10-11 20:56:01 | 自然と人為

 2016年10月2日のブログで「危険な日本の政治と科学とメディアの動き」について警告したが、2016年10月9日のサンデーモーニング "風をよむ"のテーマも、「基礎研究の危機」(動画)であった。国立33大学で定年退職者の補充を凍結 (コピー)という報道も心配だ。国立大学法人の運営交付金は、2004年度から2015年度の10年間で1470億円減少しているから、1年に147億円の減少になるが、これは2017年の軍学研究助成概算要求の110億円 (コピー)に相当する。
 大学と基礎研究より軍事を大切にする政治家も知性不足で幼稚だが、それに毅然と反対しない学者やメディアが政治家に危ない道を堂々と歩ませて行く。反対すれば自分の身に禍が降りかかってくると政治家の言う通りに従っていれば、幼稚な政治家は自分に力があると錯覚し戦争の足音は益々大きくなる。
 参考: 軍学研究助成「100億円に」 自民提言 当初の30倍以上
      東京新聞 2016年5月18日 (コピー)
      論点 問われる「軍民両用」研究 毎日新聞2016年7月27日 (コピー)
      安全保障技術研究推進制度 - 防衛省・自衛隊
      安保技術研究推進制度(防衛装備庁)
      安全保障技術研究推進制度(競争的資金制度)
      安全保障技術研究推進制度 - 安全保障貿易情報センター


 戦争を体験した方々が亡くなっていく。今の雰囲気は戦争前夜の様だと心配していた反戦ジャーナリスト むのたけじさん(動画 羽鳥慎一モーニングショー)は、今年の夏(8月21日)、101歳で亡くなられた。今年の憲法記念日の集会まで、「戦争を殺せ!」と執念で檄を飛ばしておられたと言う。
 「相手を殺さなければ、こっちが殺される。(自分)が生きたければ、相手を殺さなきゃいかん。これが戦場の心理で、自分のバランスを保って、死なないように生きるように頑張ろうと。その感覚で続くのは3日くらいです。その次はどうなるか。悪いことだけれど、”なるようになりやがれ”本能ですね。本能に戻っちゃう。」

 戦争は絶対悪なのに軍備を充実させるということは、戦争の準備をすること。こんな知性のない安倍首相は、「子ども手当よりも軍事費を増やすべき」とか「核保有を検討すべき」 (コピー)と平気で発言する同類の志を持った稲田明美氏を”郵政選挙”の刺客として出馬要請し、今では防衛大臣にして次期総理総裁候補の一人に育てようとしている。彼女は防衛大臣として初めて戦没者追悼式を欠席しているが、自衛隊活動視察のためジプチに行ったことを理由にしている。靖国神社参拝の常連でもあるので、防衛大臣として参拝させないためのジプチ行きだと思うがTV解説者はこの点の明言を避けている。政治資金パーティーの白紙領収書のように、政治の世界では社会的に非常識なことが「法的に問題ない」とされるが、法的に問題がなくても「李下に冠を正さず」が政治の常識であるはずだ。これらの「稲田問題」(動画 8:36~9:10 [35:50~1:07:30])を羽鳥慎一モーニングショー(2016年10月10日)で取り上げている。

 本日のニュース、安倍首相「戦闘行為ではなく衝突」 ジュバの大規模戦闘 (朝日新聞デジタル 10月11日) (コピー)で、民進党の大野議員の質問(動画)に安倍首相は、「武器をつかって殺傷、あるいはモノを破壊する行為はあった。大野さんの解釈として『戦闘』で捉えられるだろうと思うが、我々はいわば勢力と勢力がぶつかったという表現を使っている」と説明した。自衛隊「駆け付け警護」の任務拡大が想定されている南スーダンの首都ジュバ、戦闘は終わったけれど・・(2016年7月20日)の戦闘を否定し「勢力と勢力の衝突」と説明するなら、「戦争」さえも「衝突」と説明するだろう。その安倍首相の命令で、自衛隊は「殺人と破壊」が行われている「戦争」を覚悟して任地に行かねばならない。こうして国民は「戦争」に組み込まれていく。ここでも社会の常識とは違う政治家の認識によって、国民が犠牲になっていく。

 人間誰しも「ゴミと呼べる人間はいない」(動画)。戦争で腕や足を失った人でも、リハビリや義手や義足により仕事を持てるようになると、人間としての「尊厳」と自信を取り戻すと言う。安倍首相はこのような人間としての「尊厳」を理解しているのか? 何故、戦争を準備し、健康な人間の命や機能を失わせるようなことを国民の税金で研究し、自衛隊を紛争の場に派遣するのだ!
 軍事を大切にする知性のない政治家が、この国を強い国にしたくて危ない国にしようとしている。政治家を選ぶのは国民だ! 国民よ! 戦争を絶対しない、させない政治家を選ぼう!
 参考: 歴史の教訓は厳然~国民は戦争反対、戦争させない

初稿 2016.10.11 更新 2016.10.12
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