自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

憲法と三権分立を破壊し国民を支配しようとしている安倍政権

2017-07-03 18:35:02 | 自然と人為

 「自然と人類の一員である我々の幸福と永続性とは」(2017-06-01)のブログに「森友や加計はまわからんるが、さすがに山口敬之の強姦容疑不起訴とかからめてくる正気でいってんのか?」という私には意味不明のコメントをいただいた。本澤二郎氏が「ジャーナリスト同盟」通信で「詩織さん事件と警視庁不祥事」を憤慨されているように、これは強姦事件を官邸が握り潰そうとしている事件だ。交通違反を握りつぶすのが政治家の力だと思う古い政治風土があるにしても、これは女性を蔑視した許せない事件だ。閲覧数が1日50~100件というあまり世間では知られていない私のブログにコメントをいただくとはご苦労様なことだが、「何をやっても安倍政権の支持率が下がらない理由」(2017年6月17日)で語られている自民党のネット対策と関係しているのかもと思ったりする。私の好きな「サンデーモーニング」が、何故「反日」なのか私には意味不明だし、政府を批判する番組を理由もなく「反日」だと言論封殺の動きもあることは恐ろしいことでもあり、これと同質のコメントのような気がする。
参考: サンデーモーニング 2017年6月25日,1:23:12-1:36:46 風をよむ「揺らぐ?三権分立」
     サンデーモーニング 2017年7月2日,1:23:09-1:35:38 風をよむ「権力とメディア」


 小池都知事は都政を牛耳ってきた自民党体制を退治すべき「頭の黒いネズミ」と総称し、アンシャン=レジーム(旧体制・フランス革命前の封建社会)(2)に例えましたが、安倍首相は「戦後レジームからの脱却」と戦前ではなく戦後の新憲法で守られている国民主権や民主教育を脱却すべき体制として否定し、中国や北朝鮮を脅威として煽り、戦争を放棄した自衛隊をアメリカの要求に従って外国で戦う軍隊にする一方で、国内的には国民を抑える公安や警察を強くし、さらに教育勅語で国に従う国民を育て、国民支配を容易にする政治のために憲法を変えようとしています。個人は組織の中で、組織は組織間で強くなろうとするのが世の常です。今、日本の政治は安倍政権により内閣官房の権力が強化され、森友、加計問題や前川事務次官の追い落としや「詩織さん事件と警視庁不祥事」のように政治権力の堂々とした私物化が始まり、大通りを闊歩し始めています。

 「戦後レジームからの脱却」とは国民より国家を大切ににすることの様ですが、国家の名のもとに民族主義を煽り軍部が暴走した記憶をもう忘れたのでしょうか。国家の名のもとに政治の私物化が行われるということは、記憶を忘れたというよりも国民のための政治の自覚さえ無いのでしょう。小池都知事の「都民ファースト」が大勝利したことは、「国民ファースト」の政治が行われていない国政への行き場のない国民の怒りの投票だと思います。都議選大敗 安倍首相「深く反省 初心に立ち返る」そうですが、初心が「戦後レジームからの脱却」では現憲法下での政治家の資格はありません。自民党が立ち直るには安倍内閣総辞職しかないと思います。

参考: 安倍政治の源流 日米安保条約改定安保闘争岸信介
     「共謀罪」、秘密法・安保法の延長線上 改憲へ突き進む安倍政権(2)(3)
     内閣官房長官の権力マル激トーク・オン・ディマンド 第846回(2017年6月24日)
     安倍政権がやりたい放題できるのはなぜかマル激トーク第841回(2017年5月20日)
     前川喜平前文科事務次官 記者会見(2017.6.23)
     官僚は政治に一方的に押し切られてはダメだマル激トーク第842回(2017年5月27日)

     菅長官に食い下がった女性記者、官邸会見の潮目を変える
     東京新聞記者・望月衣塑子『前川氏や詩織さんの思いを直接ぶつけたかった』
     政府インターネットテレビ 2017年6月8日(木)午前(37:33)
      11:21-20:12 22:6-28:50 30:59-32:43 35:21-37:15
     6月8日、菅官房長官に食らいつく望月衣塑子記者。
     内閣官房長官記者会見

     正気か? 安倍首相が加計問題ごまかしのため「獣医学部の全国展開」宣言!
     前川氏の文科省天下り引責辞任劇とは、加計学園問題の第一幕?
     朝日新聞 / 元文科省事務次官・前川喜平さんが退任前に全職員へ宛てたメール
     命をかけてくれた前川文科省前事務次官に続こう!

     加計疑獄で窮地の安倍晋三が、とうとう国民に敵意を剥き出し
     和泉洋人首相補佐官-「加計学園疑獄」の絵を描いた男



初稿 2017.7.3 更新 2017.7.8 情報源追加