潮ひかる/雑感

演劇(舞台)の技術や知識・公演案内や観劇レビュー

 


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三人姉妹ソリョーヌイの演技で気をつけること

2011-10-20 09:49:21 | 演技技術
三人姉妹 ソリョーヌイ役 潮です。


三人姉妹はとにかく難しい。
月曜日の稽古はいっときだって集中力を切らすわけにはいかない。


この間の月曜日はずっと冷や汗をかきながらの稽古だった。


仕事の疲れで寝不足状態にあったので、それが演技に影響しないように休憩中は寝て、稽古開始前にはテンションをあげるため陰の方で運動をしていた。


ひとまず気をつけていることは、

背筋を曲げないこと。
語頭をたてすぎないこと。
もったり動かないこと。
一つ一つの動きが意味のあるお客様の目に留まるものであること。


台詞は少ないが、人物の存在感としてはピカイチな書かれ方をしているソリョーヌイ。

彼を ”美しく” 演じるのが今回の俺の課題です。

説明しすぎる表現

2011-10-14 21:46:59 | 演技技術
芝居には、表現するという言葉があるが、俺はその表現方法を根本から間違えることが多い。


役の人物が抱えている気持ちを分かりやすく全部説明してしまいがちなのだ。

ダイコンってこういうことなのかな?


様々な思いを抱えてはいても、リアルな生活の中ではそれは大衆に分かるような形で言葉や動きにすることはない。

前後の事情を察知し集中してみた人間にようやく理解される程度のものなのだ。


俺はとにかくやり過ぎる。


また、相手から距離を感じると、人は距離を縮めようとして次の行動を試行錯誤することができる。

その理屈を俺は理解していないが為に、共演者との距離を勝手に縮めようとしてしまう。そうすると、共演者は試行錯誤をすることができずに、数の少ない選択肢の中からしか演技をチョイスすることができなくなる。


これが一人で芝居をしているという空気を作ってしまう。


説明しすぎてはいけないのだ。そして選択肢を削ってはいけない。

表現って難しい…

痩せるかな?

2011-10-12 12:22:15 | 日記
最近、真面目にアルバイトしていたのですが、この間といっても先週は荒川河川敷、北千住での仕事でした。


ひたすら雨に打たれて一日中。ホント凍え死ぬかというほど寒かったです。


休み無く稽古と仕事があり、稽古の移動は自転車でなので体中が筋肉痛。


それもなんだか慣れてきました。


これでマッチョになれればいいですが…恐らくまた痩せるんだろうなぁ。

倒れないように気をつけたいものです。

演出家に必要な要素

2011-10-08 15:26:51 | 演技技術
6日は木曜教室でした。

久しぶりの授業とあって、めちゃめちゃ気合いを入れて行ってきました。


まあ、実際、台詞をしゃべることも立つこともなく、小西さんの話を聞いていただけなのですが(笑)


でも、小西さんの話す内容にはふんだんに為になる内容が含まれていて、講義という形でなくとも、得られるものがたくさんあります。

演出家には何が求められるのか、という話が興味深かった。

自分自身、演出家という仕事に興味が無いとは言いません。どうも自分の我を最大限活かすにはそっちのほうがいい仕事なのではと感じることもあります。

ただ、向き不向きで言うと向いてません。



小西さんの考える演出家に必要な要素は

1:やりたいことが明確にある

2:台本の読解能力がある

3:説明力がある

4:総合して役者に信用してもらえる人である

などがあげられました。演出家として必要な知識というのはたいしたものでは無く、あとから付随してくるもので、努力でなんとかするものらしい。


上記の要素を考えると、自分にはほとんど当てはまらないのが現状です。でも、これは役者を続ける上でも大事な要素。


今後身に付けられるだろうか~

キャプテンチンパンジー『思いの鳥』をみてきた

2011-10-03 07:58:06 | 観劇レビュー
7/30に芝居を観てきました。

キャプテンチンパンジー『思いの鳥』池袋シアターグリーンbaceで夜の回です。


正直いって、最初の印象はよくありませんでした。どこか学生のノリのようなものを感じてしまったんですかね。


ところがしかし、


とても観やすいし、とにかく心が和らぐ。笑いがところどころにちりばめてあってあきない。



言葉もシッカリしていて、観劇独特の肩のこることもなかったです。

とてもポップな作りで、ファンタジーの世界を構成していました。いるいる!こういう人達☆というようなのがあって、飽きずに最後まで観ることができました。


観劇後に思ったことは…

自分が演るとなったら好みではないのに、観る側となったら、かなり好き!という矛盾です。役者が皆さん揃って楽しそうで、それに羨ましい気持ちを覚えてしまいました。



自分がこの作品にもし配役されていたなら彼らより良いものができたのか…よく分かりません。


役者としてひとつ学んだことは、お客様に楽しんで頂く気持ち。これが芝居の善し悪しをかなり左右するということ。彼らはその点で言えばとても最善を尽くされていたと思います。


自己課題を再確認させられました。

彼らの舞台を観ることができてとてもよかったです。

芝居の好み

2011-10-01 10:28:29 | 演技技術
Isho-u蒼チーム 嶺役 潮です☆

同志の人々も終了し、役者として次のステージへ入った。

あと半年の間に待っている公演は三回。その間に修得しなければいけないのは、感覚の変化。

まずは自分がよかれと思っている、もしくは好みである芝居スタイルを捨てること。

人間味をだそうとして役が汚くなってしまう現象を取り除き、美しくあることに心掛ける。


ニュアンスで芝居することをやめて、言葉に特化した芝居をする。


相手との会話をする。
語頭立てをやめる。

腹式を意識する。

相手にかけることを意識する。


感情芝居をやめる。
発見して思って言葉にしてから気持ちをのせて行く。

感情は言葉に正確にのせる

台本を読めるようになる。



現状を考えただけで役者をやっていることに絶望しそうなくらい、自分に資質がないと思ってしまう今日この頃。


まだ、足掻いてみせて、潰れるなら半年後にしようと思います。


芝居が嫌いになるまでは、トコトンやってみみます。