在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Brezza 3 Cru 2013 e riserva 2011 + Sarmassa 2006 @vinitaly ブレッツァ クリュ 5種

2017-04-17 17:35:22 | Piemonte ピエモンテ
Brezza;
Castellano, Cannubi, Sarmassa 2013
Sarmassa Riserva 2011
Sarmassa 2006

Brezza Cru3種 ヴィニタリーにて
写真を撮るのを忘れた〜



ブレッツァのクリュ3種。
3種いっぺんに飲めてしまうところがヴィニタリーの醍醐味。

もちろんブレッツァの場合は、白も含め、その手前から始めていたのだがメモを取らず。
ロゼは特に美味しい。
ちょっと華やか過ぎな感はあるが、色がそれはまあ魅力的で、香り豊か。
そして、ネッビオーロも良い。

ブレッツァは、バローロの地域(ランゲ)のビオワイナリー。
バローロの地域は、ビオでも承認を取っていないところが多いし、わざわざビオにしなくてもいい(売れるという意味)ので、ビオにこだわっているところがやや少ないかと思う。(数えたことはないから印象だが)

そして、ブレッツァでは、多くのワインにガラス栓を使っている。
最近はスクリュー栓が流行って来ているため、ガラス栓は押されていると思うのだが、エレガントさではスクリューはガラスにはかなわない。

さて、クリュ3種。

Castellano 2013 ++++
花の香り、森の木の実に加えてバルサム臭がきれい。細い感じで長く続く。
酸味がとても良く、タンニンが繊細で、バローロの重たさより、軽やかな感じが出ている。余韻は細身、繊細だが、きれいにフルーツと花が残る。

Cannubi 2013 ++++(+)
がらっと変わって、おお、カヌビ、という感じ。
強さがあるのだが、その中にエレガントさを含む。香りの深さは、カステッラーロ以上。
味の長さは申し分なく、酸がきれいに出ているところにタンニンが加わる。
カステッラーロが女性的とすると、こちらは男性的。しかし、重たすぎない。

Sarmassa 2013 +++++(+)
最初は香りが閉じている。回して出てくるが、出てくると、とても良い。かなり複雑。グリーンの香りの含み、非常に心地よい。
タンニンは繊細ながらも存在感を示し、余韻に太さが加わり、長く続く。

Sarmassa Riserva 2011 +++++
こちらも最初は香りが弱いのだが、出てくると、スパイス、フルーツ、ドライの花、バルサム臭などなど、多くの香りが複雑に絡む。
味のインパクトは一瞬甘い(まろやか)だが、タンニン出てきて、長い余韻に残る。
リゼルヴァらしい風格あり。

ついでに、オマケのSarmassa 2006を出してくれた。
きれいな熟成香の中にグリーンの香りがふわっと過る。衰えは全くなく、飲み頃を迎えてきている。いいね〜

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