平安時代の陰陽  (平安時代中心の歴史紹介とポートレイト)

玉響 「勾玉が触合うほのかな響き かぎろひの輝き」
「玉かぎる昨日の夕見しものを今日の朝に恋ふべきものか」 万葉集

出雲王朝7-黄泉の国と須勢理毘売命

2017年06月28日 | 記紀創世紀

 古事記によれば、オオナムジが根の堅洲国、つまり黄泉の国のスサノヲの元に赴くとスセリヒメが出てきてたちまち結ばれたという(黄泉の国では素戔嗚が王)。須勢理毘売命はオオナムジを宮殿に招くと、建速須佐之男命は大穴牟遅神に蛇の部屋に寝るように命じた。かくして建速須佐之男命の試練にあうのである。スセリヒメは蛇の領巾をオオナムジに手渡し、蛇が噛もうとしたら領巾で払うようにささやいた。これによりオオナムジは安らかに眠ることができた。次にムカデと蜂の部屋で寝るように命じられると、ムカデと蜂の領巾を授かって眠れた。これが第一の試練である。次は鳴鏑の試練、その次は虱の試練、と打ち勝ったオオナムジは、たまらずスセリヒメとともに根の堅洲国から逃げ出して、地上の黄泉比良坂に向かった。そして建速須佐之男命に男気を認められた大巳貴命は、木次の妙見山から続く城名樋山に城を構えた。ここは斐伊川と三刀屋川の合流するところで、スサノヲがオロチを退治した佐世神社の近くである。かくして兄弟である八十神を山麓に追いやり、葦原中国を支配する王者となりスセリヒメを正妻とした。つまり宮殿を住処とする出雲の国の大王となったのである。このとき苦難を克服したオオナムジはオオクニヌシと名を改め見違えるほどの強靭な神となった。

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