フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



 私の勤める中央大学の大学院の授業に出ている大学院生たちと、ワインを飲む会を開きました。
 今回はちょっとした余興も兼ねて、ワインの銘柄を隠して数本飲んでみて、味の違いがどれくらい楽しめるか、またどの銘柄が大学院生に好まれるか、試みてみました。
          
 私はワイン好きですが、お酒に弱いのでそんなに量は飲めません。ですから、自分の家でワインを開けて毎日飲んだとしても、1本を飲みきるのに数日かかります。それも毎日飲んだと仮定しての話で、そもそも毎日お酒を飲むわけではないので(というより1週間に1回か2回しかお酒を口にしないので)、結局ワインを開けても、全部飲まないうちに酸化してしまい、料理に使ってしまうことも多いのです。
 ということもあって、私の授業に出ている大学院生たち10数人との懇親会という理由をつけて、ワインを一緒に飲むことにしました。これなら、たくさんのワインを一口ずつ味見できます。私の勝手につきあってくれた大学院生たちに感謝しないといけないかもしれません。
 今回はそういう趣旨の会の初回なので、手頃な値段の白ワインを選んで家から持ってきました。産地はオーストラリア(これだけスパークリング)・チリ・日本・ドイツ・フランスの5種類で、葡萄の種類もシャルドネ・リースリング・甲州などさまざまです(→注記)。私のようにお酒に弱い人間は、通常1度に1種類のワインしか味わえないのですが、この日ばかりは5種類を同時に味見することができておおいに満足でした。
          
 ちなみに、5本空けた後に院生たちの好みを聞いてみたところ、けっこう好みが分かれて、5本それぞれに票が入りました。それでも、ドイツワイン(リースリング種)と日本・山梨県のワイン(甲州種)の人気が高かったようでした。
 1度に続けて味見してみると、確かに味や香りの違いを実感しやすいこともよくわかりました。おおぜいでワインを開けるとそういった楽しみ方ができるため、また機会があれば(大学院生たちが迷惑だと言うのでなければ)、またこういう会を試してみたいと思いました。次回はもう少しいいワインを持って来てもいいし、あるいは、今回が白ワインだったので、次回は赤ワインの飲み比べもしてみたいとも思っています。

(注記) 自分で全部ワインを持ってきたように書きましたが、その5本のうちのドイツワインだけは同僚の山下真史さんが持ってきてくれたものです。どうもこのワインが一番上物だったようです。なお、実際には6本あったのですが、自分の研究室で1本割ってしまいました。おかげで、今私の研究室にはワインの匂いが充満しています。

          


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