■中間点付近~フィニッシュ■
このあたりでメールが来ていることに気づく。
「帝劇8階から君のウサギの耳がよくみえました。この調子で進んで下さい。ゆーいちろー。」
爆笑!!和んだ。
その後、「ゴールで待っている」というメールあり(笑)。
22キロ地点に給食が登場。ボランティアさんがひとつひとつ手渡ししてくれるバナナを受け取る。
そして、ようやくトイレ休憩。ほとんど並んでいない。ここまで我慢して良かった。
しかし、膀胱は軽くなるものの、この後急に足が重くなる。数分止まっちゃったので足が固まっちゃったのかしらと今になって思う。
「まだ35キロまでほど遠いのに、もう壁が来ちゃったのかな?」と不安になりつつ、ここで足を使うと後半足が動かなくなってしまうので、なるべく膝下を使わず腰やお尻を使って前に進むよう心がける。
すると27キロ地点(たぶん)で「人形焼が届きました~」の声。すかさず1つ頂戴する。あんこは入っていないけどオイシイ~。これが食べたかったのよ!食べられてヨカッタ~。
※後で聞いたところによると、人形焼は12時から6000個の配給。配給開始から40分でなくなってしまったらしいです。貴重だったのね。
人形焼で少し元気を取り戻したもののまだまだ重い足。途切れることのない沿道の応援に助けられながらほとんど無心に走っていると、前方にいきなり浅草寺の雷門があらわれました。
ホントに突然という感じで一気に目の前に。
ぐぐっと来ました。もう、ただただ感動。
ちょうどカーブになっていて、そこに応援の方々もたくさんいる。
「ぐっ」と涙をこらえると同時にパワーが戻ってきた感じ。
足に元気が戻るのを感じながら走っていると、今度は「あんぱん」を発見。
1つ頂いてほおばる。(少々パサパサしてるが)あんこが美味!あんこの甘さが疲れた体に「ずしん」と来る。
すると、あら不思議。足が軽くなった。食べものってスゴイ!つくづく人間の身体って上手く出来てるなあと実感しながら、走る走る。
35キロ関門突破。「ここからがマラソンだー!」とか「よし!ここからスタートだ!!」という声が、まわりのランナーからも沿道からも聞こえる。
その声に私も心の中で気合を入れる。足にはまだ余裕がある。
そしていよいよ、このコース最大の難関、佃大橋の坂道。歩いてるランナーはけっこういるが、私は決して歩かない(笑)。
ここは一般の応援の方がいないため、ボランティアスタッフさんがひと際熱く応援してくれる。
応援を背に受け、走ってるのか歩いてるのかわからないスピードでのろのろとようやく坂の頂上へ到着。やはりかなり足にキタ。
しかし、終わったかに思えても、その後最後までゆるやかな坂道が続く。最後の5キロはかなりキツイ。
すでに沿道の歓声に答える気力もなく、ただひたすら前をみて走る。「マラソンとは自分との戦い、38キロからが本当のマラソンだ」と誰かが言っていたことを思い出しながら走っていると、39キロ付近でKさんとMちゃんが再び応援にかけつけてくれているのを発見。
さすがランナー!絶妙のタイミング。またまた泣きそうになりながら目指すはビッグサイト。
そしてとうとうビッグサイトが見えてきた。登場を待ち焦がれていたものの、なんだか寂しくもある。
最後の直線。フィニッシュゲートが見える。頭の中にあるのはどんなポーズでゴールするかということだけ。
そして感涙のフィニッシュ(結局ふつうに右手を振り上げただけ)。
グロスタイムは04:14:23。スタート時の写真を見ると、スタートゲートをくぐるまでに10分くらいかかっているので、ネットタイムは4時間5分くらいでしょうか?
あと5分で4時間切れたのかー。ちょっと悔しい。いや、かなり悔しいかも。
が、しかし、実は時計をほとんど見てなかったので、あの安定したラップタイムには正直驚きました。普段いつもあのくらいの速さで走ってるので、ペースが身についているのかもしれません。
ホノルルの二の舞を犯さないため、すぐさま近くにいたランナーに撮影を頼む(ホノルルのときはフィニッシュ地点で写真を撮りたいがためにデジカメを持って走ったのに、浮かれて撮るのを忘れる)。
その後、ヒートジャケットをかぶせてもらい、水・SOYJOY・バナナ・みかんを受け取り、計測チップを取り外してもらう。
そして、完走メダル。
首にかけてもらうとずしりと思い。
エアーサロンパスのミニサイズを1人に1個ずつ配っていた。疲れ切った足にさっそく吹き付けるランナーたち。あたり一面もうもうとした煙と何ともいえないニオイが広がっている。でも、なんだかこのニオイが今は和む。
荷物を受け取りに行くと予想外に整然としており、3秒で受け取ることが出来ました。
荷物が鬼のように重たく、これを更衣室まで引きずって歩くのが正直この日一番辛かったです(笑)。
更衣スペースにて。背後は足浴をされている方々。
JA新潟より、「こしひかりおにぎり」と「米粉パン」の配布がありました。地震の際の復興支援のお礼だそうです。ありがとう。おにぎり美味しかったです。
女子専用更衣室は、一度中に入ったら二度と出られなくなるじゃないか。というくらいに人でごった返していました。女性は共用スペースで着替えるのはなかなか難しいので、こういうスペースは広めに取って頂けるとありがたいです。
着替えた後は、迎えに来てくれたKさんMちゃんと感動の再会を果たしました(待ち合わせスペースもすごい人の数)。
大変長くなりましたが、「ワタシの東京マラソン2008(仮題)」はこんな具合でした。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
★ブログランキングに参加してます。応援よろしくお願いします★
他のブロガーさんたちの記事もいっぱいデスよ