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Skype でロシア語を勉強してみる (7)

2014-09-26 09:02:08 | ロシア関連
早速ですが、「Skype でロシア語を勉強してみる (6)」の続きを。

Skype でロシア語を勉強してみる (4)」でロシア人のヴィクトルさんからロシア童話の読み聞かせをしてもらっていることを書きましたが、今回ご紹介するロシアの物語は Каша из топора、「斧からおかゆ」です。「斧からおかゆ? なんだそれ?」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、本当にそのタイトルどおりの物語なので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。ちなみに原文はこちらです。


斧からおかゆ

年老いた兵士が休暇で旅に出かけた。旅の途中、歩き疲れたので、何か食べたくなった。
あるところにたどりつき、村はずれの小さな家のドアをノックして言った。
「旅の者だが、休ませてくれないか?」
すると老婆がドアを開けた。
「お入りください、兵士さん。」
「おばあさん、何か食べるものはあるかな?」
老婆には食料が十分にあったが、その兵士に分け与えるのはいやだったので、何もないフリをした。
「兵士さん、あいにく何もないんですよ。」
兵士は「そうか、それじゃあ仕方がないな。」と言い、椅子の下に斧があることに気がついた。
「何もなくても斧からおかゆが作れるぞ。」
兵士の言葉を聞いて、老婆は両手を握りしめた。
「斧からおかゆが作れるですって?」
「ああ、教えてあげるから、鍋を貸してくれ。」
老婆が鍋を持ってくると、兵士は斧を洗って鍋に入れ、それに水を注いで火にかけた。
老婆は兵士をじっと見つめ、決して目をそらさなかった。
兵士はおたまでおかゆを混ぜ、味見をしてみた。
「どうです?」
老婆は兵士に尋ねた。
「ああ、もうすぐできる。でも、塩がないのが残念だ。」
と兵士は答えた。
「塩ならありますよ。」
と老婆が言ったので、兵士は塩を鍋に入れ、また味見をした。
「穀物を片手で一つかみ入れたら、どんなにおいしくなることだろう!」
老婆はイライラして、穀物の入った袋をどこかから持ってきた。
「必要なだけ使ってください。」
兵士は大麦をおかゆに入れ、煮込んだ。さらに煮込んで、かきまぜて、味見をした。
老婆は兵士を見つめ、決して目をそらさなかった。
「このおかゆはとてもおいしいぞ!」
と兵士は舌なめずりした。
「少しだけバターがあればもっとおいしくなるんだが。」
老婆は今度はバターを見つけてきた。
これでおかゆの味付けが完成した。
「おばあさん、パンとスプーンを持ってきてくれ。おかゆができあがったぞ!」
「斧からおいしいおかゆができるなんて思ってもみなかったわ」
と老婆は言った。
二人は一緒におかゆを食べ、老婆は兵士に尋ねた。
「兵士さん、斧はいつおかゆに溶けるのかしら?」
「ほら、まだ完全には料理できていないからね。たぶん明日の朝には完全におかゆに溶けこんでいるだろう。」
兵士は自分のかばんにこっそり斧を隠し、老婆に別れを告げて、別の村へと旅立った。
兵士は望み通りおかゆを食べ、斧も消えていったとさ!
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