免許生活合宿１５日目（最終日）

羊じゃないし
ヤギでもないけれど

泣きたくなった。

ガックリと肩を落とし
柿の種を買い込んで飛び乗る東京行きの新幹線。

たぶんもしかすると、
こんなに長い期間新潟で生活をする事なんて
二度とないと思う。

新潟は、やっぱり田んぼが多かった。

電車の中から移り変わる景色は、多くの田んぼが視界に入り
当たり前の景色のように安心しながら
猫のように落ち着いて「じーっ」と眺めていたのだけど
都心が近づくと
とたんに田んぼは激減し
山は見えなくなり
ビルと看板の嵐に襲われ
なんだか少し落ち着かなくなっていたら
本当に心の底から田んぼが見たい衝動に駆られてしまって

田んぼ病だと思った。

それで

僕は焦り

「逆走しかない！ここは新幹線でさえも逆走しかない！！」

と強く思ったんだけど
初めての路上教習の日に逆走したことで
トラウマになるほど教官に怒られた事を
思い出したので

逆走は、やめた。

・・・・・・・・・・




追記！！！
最後の日、友達がマイミク（僕は更新してない）に
登録してくれたので日記を
見に行ったら
「あの人は、逆走と信号無視をするから同時教習は、怖い！！」と
書かれていた。
それもそれで泣きたくなった。

2006/07/10

サクラサク

あなたが寝てる間に…

を見ました。
せ・・せつないよー。
とにかく、切ない。

暇が最高潮に達してしまったので
なんとなく見始めたのだけど、、なんなんだこれは！？
ハートフルコメディだよ。
恋とはこのことだ。

恋がしたい。

サンドラ・ブロックは可愛い。

・・・・

俺はだめだ・・

こういう映画を見ると悲しくて、切なくて
どうしようもなく、泣きたくなる。

俺はモテない・・

モテないというか中途半端というか
根性なしというか・・
やっぱり、中途半端だ。

好きな子とか興味がある子が出来たとしても
正直、Ｓさんと話すと良いなと思う部分もあるし
結局は俺って本当にこの人のこと好きなの？って
良く思う。

最近では友達付き合いもいまいちだ。

免許生活合宿１４日目

僕が免許を取りに来た動機なんて、大したものじゃなかった。



友達の車の助手席にばかり乗っている事が、
恥ずかしいと思ったからだとか
好きな子が出来たとき、レンタカーを颯爽と借りて
となりに乗せながら
「夕日が綺麗ね」「いやいや、君のほうが綺麗さ」なんて事を
人生の一度でも良いから言ってみたいだとか
ただ、それだけのことで免許を取りに来ていた。


だけど、東京に帰る僕は
変な哀愁にばかり包まれている。

なぜなら、僕が高速教習している時に
カールスモーキー石井の大ファンだと言う事を
突然、告白してきた女性教官にも
実は兼業農家をしていて車に乗っている時でさえ
畑の近くを通るたびに「あれは、コシヒカリだ。あれはキララ」だとか
米の品種を見分けるじいさん教官にも
すぐに運転にケチを付けるメガネでさえ
明後日には、会えなくなるからだ。

僕はこの町が気に入ってしまった。

将来は絶対に田舎に住もうと
心に誓うほどだ。

ちなみに一番印象に残っていることは、
教官に奥さんとどこで知り合ったんですかと聞いたとき
「つまんねぇこと聞くんじゃねぇよ」と言っていたのに
実際はテレクラで出会っていた事実を知った時だ。
その時ばかりはちょっと人生に挫けそうになった。

教官の哀愁と私の哀愁は似ていない。

でも、どう考えてもつまんない事を聞いたのは
僕だったし
今、ひたすら肩を落としているのも僕だった。

明日、帰る事を考えて大雨の中
お土産のお菓子を買いに行った。

びしょぬれのジーンズとＴシャツが
泣いていた。

免許生活合宿１3日目

高速教習も終わって
明日と明後日の見切りと、卒業演習で終わりです。
これで僕は車にブンブン乗りながら
北海道でも沖縄でもいける訳です。


あと、二日だ。（予定）