うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

50mm F1.4の世界

2017年07月17日 | E-P3

書棚を整理しなおして、本を取りやすくなった結果、古い雑誌などを手にとる機会が増えた。

10年ほど前、今のオリンパスペンシリーズが出始めたころのムック本などをぱらぱらとめくってみる。

と、オールドレンズ+アダプタで撮影する、という記事に随分とページを割いていることに気づく。当時はMFTのレンズも少なかったし、古いレンズを活用する手段としてMFT規格をとらえる人はおっこう多かったようだ。。

というわけで。。

今更感染してどうするんだ、という気もするが、急にオリンパスOMレンズをまた使いたくなった。

まずは標準レンズ、ZUIKO 50mm F1.4から。

今手元で使っているのは、10年ほど前にジャンク棚から拾ってきた(価3千円と記憶している)もので、多少チリが多いが撮影にはほぼ影響がない、と思っていたもの。

親がOM-1とともに揃えた方は、レンズのカビが撮影に影響するまでになっているので、現在お蔵入りしている。

以下、いちおう絞り開放で撮影しています。

まず最短撮影距離が45cmなので、ケージの鳥たちを撮影することには多少問題がある。レンズをケージに十分近寄らせることができないので、この写真のようにソフトフォーカスっぽい感じになってしまう。ピント合わせ自体は拡大機能を使うと簡単で、レンズのヘリコイドを動かすよりはカメラ自体を動かしたほうがやりやすい。

ので、このぽやっとした感じは、ケージ越しであるから、という理由もあるかもしれないです。。

アルのほうがケージが銀色で細いので、多少撮りやすいかな。

蝋幕をみると、ピントは合っていると思うが、ぜんたいにヴェールを一枚かけたような、非常にふわぁっとした描写になる。

後ろのケージのボケ具合はあまりきれいではないですね。。

今回このレンズで撮影した中では、これが一番よかったかな。インコの場合、しぜんと蝋幕にピントを合わせようとするが、そうすると目はわずかにアウトフォーカスになりますね。。

もともと、この時代のレンズはいまと違って、開放絞りで撮影することを設計上前提としていないことが多いとも聞く。

今度は多少絞り込んで再度トライしてみたい。

次に、うちのOMレンズではいちばん広角のCOSINA 24mm F2.8 MC MACRO。前にどこかで書いたかもしれないけど、以前機材を売却したとき(コンタックスT3)、ただ売るのではなく、下取り購入の形にするとお得です、と言われ、目についたこのレンズを新品で買った。たしか1万はしなかったと思う。。

MFTでは48mmの標準マクロになり、19Cmまで寄れるので、非常に実用的だ。

以下、これも絞り開放で撮ってます。

これはさっきの50mm F1.4とは全く違う。すげえシャープだ。本当に普段実用に使っても違和感はないと思える。

純正OMレンズと比べると、外見は安っぽいが実力はかなり高い。

今回はケージの目の前まで寄れるので、撮影はしやすい。

ただ、ココちゃんは人間もカメラもきらいなので、そこはちと撮りにくいものがある。

ちょっとまだお羽根が替わるとちゅうだね。

MFTのマクロレンズは持っていなくて、必要な時はMicro Nikkor 60mm F2.8Dを使っていた(現在売却済み)。

今後、MFTでマクロ撮影が必要になったら、これを使うか。。

ここで元祖OM-1とE-P3。

こうしてみると、E-P3も頑張ってはいるが、やはりOM-1の質感やデザインにはちょっと譲るかな。。

さいごはMFTのM Zuiko 17mm F2.8 。

現代のレンズの代表・・といいたいところですが、最新のカタログにはこのレンズ、載っていないようだ。

ご存知(の方はよくご存じ)のように、ネット上では散々な評価をされているレンズだが、天邪鬼なものでE-P3につけて結構使っていたりする。

E-P3はもはやクラシックの域に達していて、それなりに興味深く使える。自分が気に入りさえすればよいのであって、他人の意見になんか、同調しなくてもいいのだ。

まあ、そうやってときどき自分を励まさないと?ついつい流されてしまうのだけど。

色が急に変わるのはあれかな、iAutoで撮ったので、自動的に仕上がり調整をされたからかな。

このレンズもかなり寄れるはずなのですが、多少画角が大きめですかねえ。

というわけでした。

 

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