ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

ノット。

2009-02-22 | Weblog
ナット(ねじ)ではありませぬ。
ノット(結び目)な話だったりします。


日本列島のあちこちで暴風雨警報入り乱れる悪天候の週末である。
列車も遅れる強風をものともせず、あねうえどのと二人して出かけてまいりました。
あねうえどのと出かけるのは、先週のマンマ・ミーア!以来である。
土曜日ごとに出かけてるという話もなくもないが。


行き先は金曜日に開店した某電化製品店ではない。
その近所にある調理菓子専門学校での無料体験がお目当てだったりする。
「テーブルロールの成型」
つまりは、自分でロールパンを作ってみようというものだ。

講師の先生の手元を凝視。
バターロールと三種のバリエーションということで、紐状に伸ばした生地を整えてゆく。
これまで知らなかったが、小型パン(ロールパン)は生地を結んであるそうな。
単純な一重結び。
トリプルリングと言われる、三つの輪が重なった知恵の輪っぽい結び方。
一本編み。伸ばした生地一本で三つ編みのように成型していく。
はさみ。紐状の生地を一筆書きではさみを描くように整える。

時間短縮のため、参加者が成型した生地はここまで。
のちほど冷凍されておもちかえりとあいなる。

成型後さらに発酵が進み、すでに膨らんだ生地が取り出される。
その上に参加者が卵を塗る。
これも結構こつがあって難しいのだが、この行程により焼き色と艶が倍増する。
店で売られているバターロールなどを見ると、上の部分がぴかぴかに光っているが、これは卵を塗ってあるのだ。味はしないが。

アンコを練り込んだ生地の一重結びには、さらにケシの種がふられる。
なお、ケシの種(ポピーシード)は、アヘンの材料となる、あの罌粟(芥子とも書く)の種ではあるが、無害とされている。日本では食用として問題にはならない。
麻のロープを持ってても大麻所持でとっつかまらないのと同じである。

ムダ知識はさておき。

焼き上がる間、専門学校の事務方の人が出てきていろいろ説明をする。
無料体験というのも、専門学校の生徒募集の一環なのだから、まあしかたがない。
それに、取得できる資格の説明などがなされると。
たしかに、ちょっとやってみてもいいかもな、という気分にはなるものだ。
(のせられてるのせられてる)

焼き上がったパンを食す……のだが。
食べる前についついひっくりかえしてしまうのは作り方が気になるせいか。
やはり、さすがというかなんというか、講師の先生が成型したのはじつに美形である。
ワタクシメが作った粘土細工なみのできばえと比べると落ち込むので、考えないことにする。
紅茶付きで焼きたてパンをいただく。じつにウマーな気分である。
材料費も無料なので、このパンもタダなのだ。
ちと食べ過ぎて胃が重かった…。

せっかく出てきたんだから、と。
近くの本屋に寄り道して帰る。
くるねこ大和さんとこの「くるねこ」シリーズ発見♪
ついつい長居をしてしまい。
家に辿り着いた時には、おもちかえりした冷凍パン生地でのせいで。
買った本がキンキンに冷えてましたとさ。

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