Booじーちゃ。の、夜中の徘徊がまたひどくなっている。
7時を過ぎるか過ぎないかというに。
「坂の上の屋敷へ行って寝ます。おやすみー」
坂と言っても、黄泉津比良坂のことではない。
ここんとこのBooじーちゃ。語で、「坂の上」とか「山」というのは、自分の寝室を指す。
「寝間」という言葉を含む言語ファイルの領域が壊れてしまったようだ。
早々と寝たがる癖に。
10時頃には起きてきてウロウロ。
1時過ぎには、真っ暗にした部屋の中で。
おとんさまの顔をぬーっとのぞき込んで恐怖のどん底に陥れ。
ようやく立ち去ったかと思うと舞い戻ってきて、つんつんつついて起こすのだとか。
朝は朝で4時前にウロウロしはじめる。
家族を起こすだけ起こしておいて、ご本尊はなかなか起きてこない。
いいご身分である。
いいかげん目の据わりきったおかんさまが食卓でBooじーちゃ。をとっつかまえた。
説教が始まりそうな気配を感じると、とっとと逃走を図るBooじーちゃ。
ごはんが目の前にあると、食い意地が優先して逃げられなくなるのを利用して。
そして説教が始まった。
最初は「はぁい」「ほぉい」と合いの手だか相槌だかを入れていたBooじーちゃ。
とうとう、最後には「勘弁してください」と。
おかんさま「勘弁ならん!」(即答)
……ま、そりゃそうだわな。
Booじーちゃ。に、おつきあいしたあねうえどのは腹具合を悪くして二日も寝込んでいる。
おとんさまは、毎晩の恐怖体験に毎朝目をしょぼつかせている。
健康被害で共倒れになるのは、それこそ勘弁してもらいたい。
とうとう、おかんさまとおとんさま、寝室を交換することにした。
叱るにも遠慮のあるおとんさまと違い、実の娘は呵責ない。
夜中に不審者もどきに顔をのぞき込まれたら、絶対にしばくことだろう。
それでBooじーちゃ。も、少々懲りてくれればいいのだが。
7時を過ぎるか過ぎないかというに。
「坂の上の屋敷へ行って寝ます。おやすみー」
坂と言っても、黄泉津比良坂のことではない。
ここんとこのBooじーちゃ。語で、「坂の上」とか「山」というのは、自分の寝室を指す。
「寝間」という言葉を含む言語ファイルの領域が壊れてしまったようだ。
早々と寝たがる癖に。
10時頃には起きてきてウロウロ。
1時過ぎには、真っ暗にした部屋の中で。
おとんさまの顔をぬーっとのぞき込んで恐怖のどん底に陥れ。
ようやく立ち去ったかと思うと舞い戻ってきて、つんつんつついて起こすのだとか。
朝は朝で4時前にウロウロしはじめる。
家族を起こすだけ起こしておいて、ご本尊はなかなか起きてこない。
いいご身分である。
いいかげん目の据わりきったおかんさまが食卓でBooじーちゃ。をとっつかまえた。
説教が始まりそうな気配を感じると、とっとと逃走を図るBooじーちゃ。
ごはんが目の前にあると、食い意地が優先して逃げられなくなるのを利用して。
そして説教が始まった。
最初は「はぁい」「ほぉい」と合いの手だか相槌だかを入れていたBooじーちゃ。
とうとう、最後には「勘弁してください」と。
おかんさま「勘弁ならん!」(即答)
……ま、そりゃそうだわな。
Booじーちゃ。に、おつきあいしたあねうえどのは腹具合を悪くして二日も寝込んでいる。
おとんさまは、毎晩の恐怖体験に毎朝目をしょぼつかせている。
健康被害で共倒れになるのは、それこそ勘弁してもらいたい。
とうとう、おかんさまとおとんさま、寝室を交換することにした。
叱るにも遠慮のあるおとんさまと違い、実の娘は呵責ない。
夜中に不審者もどきに顔をのぞき込まれたら、絶対にしばくことだろう。
それでBooじーちゃ。も、少々懲りてくれればいいのだが。