ウルトラ解釈ブログ作戦

ウルトラシリーズについて色々語るブログ。

怪獣少年の復讐(切通理作)

2017-02-06 00:01:48 | ウルトラ全般
「怪獣使いと少年」の著者としてお馴染みの切通氏の主に2期ウルトラについての関係者インタビュー等をまとめたのが本書である。
まだ全部は読めてないのだが、個人的にはやはり田口氏と真船氏のインタビューが興味深かった。

このサイトでも再三指摘してるが、田口氏の脚本の緩さというか、詰めの甘さ。
確かに作品だけ見るとそういう感想になってしまうが、その背景というか制作サイドの考えなどがわかると、また違った風に見えてくる。
今回この本を読んで、また違った角度から作品を見てみようと思った。

そして真船氏のインタビューではやはりあの名作「悪魔と天使の間に」の制作秘話が面白い。
魚眼レンズにそんな意味があったとは当時の私には思いもよらなかった。
と、同時にその演出意図は見事に成功していたのである。

真船氏自身も最初は単なるジャリ番という見方だったらしいが、円谷一氏の説得や市川氏の脚本を見て認識を改めたという。
やはりそういう熱い大人たちが作ったからこそ、ウルトラシリーズは子供番組の枠を越えた傑作として今も語り継がれているのだろう。

ちょっと更新が遅れているのを誤魔化してる嫌いはあるが(笑)、まだまだ私もウルトラについて語って行きたいと思っているので、皆さま、もう少しお待ちを(北の国からの再放送とか見てる場合じゃないよね・笑)。

ではでは。

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