Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

透明という色…(アカホシイソハゼ・カスリヘビギンポ・レモンスズメダイ)

2016-08-05 19:30:21 | スズメダイ科

相変わらず不安定な空模様が続いてますやんばるです。

まあ、一日中雨ということはないですが。

そして相変わらず凪の海も続いてます。

台風5号は北上中ですが、やっぱり沖縄島には影響なさそうです。

風は東のち南西のち北東。強雨のち快晴。

■■

幼さに対するイメージに、純真無垢という感じを持っているのですが…

純真とか無垢って、色でいうと白ではないでしょうか。特に無垢なんかは。

じゃあ幼さに対する色のイメージが、白なのかというと…

水中で見る幼魚のイメージはそうではなく『透明』のように思えるのです。

例えばこんな感じ↓

〈ハゼ科ハゼ亜科イソハゼ属アカホシイソハゼ Eviota melasma 16年6月17日 沖縄島新里〉

画像は幼魚。

完全に透明ではないし、厳密には透明は色ではないですけど、今まで何度も書いてる纏う前感の強い感じ。

その感じからあどけなさや、純真無垢さを連想したり…。

〈ヘビギンポ科カスリヘビギンポ属カスリヘビギンポ Ucla xenogrammus 16年6月20日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

もちろん大きさや、パーツの比率なんかも関係してくると思いますし、そもそも成魚も透明感強いですけど…

そういう諸々を踏まえた上でも、強い透明感が幼魚を象徴しているように思えたりも。

〈スズメダイ科ソラスズメダイ亜科ルリスズメダイ属レモンスズメダイ Chrysiptera rex 16年6月20日 沖縄島安和〉

画像はもちろん幼魚。

こちらの種は、成魚は鮮やかな色彩を纏っていますから、体の透明感が幼さと直結してるイメージ。

ところで、本種はほぼ同じ大きさでもしっかりと纏っている個体も↓

〈同種 別個体 同日 同ポイント〉

同じようなサイズで、纏っていたり纏っていなかったり…。

この差って、どこから来るのでしょう。

この子は早熟なのかな…。

 

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