陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

お知らせ

★<前田 勉 第三詩集「橋上譚」>・発行日:2014年5月5日・発行所:「書肆えん」http://www.shoshien.com/ 秋田市新屋松美町5-6・電話018-863-2681・定価2,500円+税・関連サイト http://www.geocities.jp/maedaben/details1.html

万年筆・・・これもいい

2016-05-26 | その他

 最近、と言っても私本位での最近だが、カジュアルで廉価ないい万年筆が販売されている。日本製では「カクノ」だったか?そんな商品名の子供向け(だけとは限らないが)のものがヒットしているようだ。短めで色がカラフル、手に持つと握りは三角鉛筆を持っているような感じらしい。そして価格は約千円。同じような外国製のものも並んでいて、高くても数千円・・・。グラリと心揺れるが、ガマン我慢。
 画像にあげたカジュアルな万年筆は、ペン先の刻印を信用して言うと、手前からセーラー、パイロット、中国製?。実はこの3本すべて百円ショップから買ったもの。日本ブランドで中国製造というのが実情のようだが、なんか複雑な気持ちだ。              
  本質的な書き具合の良さで言うと、セーラー、パイロット、中国製?の順。デザインでは珍しく中国製がちょっとだけ高級感がある。発売順では手前のセーラーが古い。インクカートリッジの求めやすさではもちろん日本ブランドの2点が汎用性があって楽チン。中国製のものはカートリッジが小ぶりで汎用性がなく、店先に陳列されていることが少ないようだ。使い捨て感覚だろうか・・・。
 この3本の万年筆のインクの色を1本はブルーブラック、2本をブルーとした。これまで手持ちの万年筆のインクがすべてブラックであるということもあるが、数年前に知人から届いた手紙が、ブルーのインクで鮮やかであったのを想いだしたからであった。無性に葉書を出したくなってしまったから不思議だ。道具ではなく心??・・・そうだな。

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古河文学館(茨城県古河市)

2016-05-09 | 文学一般

 茨城県へ行った流れで、古河市の「古河文学館」へ立ち寄ってみた。
 古河市は初めての地。詩人の山本十四雄さんが住んでいるまちであることと、この文学館があるということだけで、他は何も知らない。場所はナビに導かれて行くので迷うことはなかった。
 さて、行ってみると古河は歴史ある城下町で”文学のまち”でもあった。栞には万葉集に詠まれた歴史ある町と紹介されているほどである。 
 
 文学館には≪この町出身またはゆかりの人≫として、小説家の永井路子、詩人の粒来哲蔵、粕谷栄一、山本十四雄各氏のほか、童話作家などの出版物とパネルが展示されていた。私の知っている名前は上記4名だけであったが、田山花袋をはじめこの地を舞台にした小説を書いているという。
 展示されているパネルを読んで行っても30分程度で一巡してしまう程の広さだが、他に図書コーナーがあり著書が並べられていたので、手にして読んでいると結構な時間を要することになるのかもしれない。
 隣接する歴史博物館を訪れてから更に徒歩5,6分先、商店街の並びにある永井路子の生家、篆刻博物館、町なか美術館にも立ち寄ってみたが、どれも昔の建築物を活用した施設であり、なかなか雰囲気の良い歴史と文学のまちであった。

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ようやく筑波山へ

2016-05-06 | 

 

 ようやく筑波山へ辿りついた。
 長年、上京する事や所用あって宇都宮周辺へ出向くことが多かったこともあり、この山へのあこがれがあった。いつかは・・・と思って何回か計画したが天候などで折り合わず、今回が初めての”山行”となった。が、目的は別にあったので、今回の”山行”はお手軽コースの観光にとどまった。
 「西の富士、東の筑波山」と関東で言われた名山。そういえば、「日本百名山」の一つだという。双耳峰の女体山が標高877m、男体山が871m。だだっ広い関東平野だけにこの標高でも目立つ山。もちろん山岳宗教の山としての歴史は古い。
 あいにくの曇天で見通しは良くなかったが、それなりに満足した時間であった。

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秋田県現代詩人賞表彰式

2016-04-24 | 詩関係



平成28年度秋田県現代詩人協会の総会が本日秋田市内で開催され、決算ならびに行事計画案、予算案が承認された。

引き続き平成28年度秋田県現代詩人賞の表彰式が行われた。選考委員会を代表者し山形一至氏が、「3月に選考委員会が行われた。一人一人の作品を丁寧に読んだ。作者それぞれの生き方、表現の仕方に接することができた」としたうえで、個々の作品にそれぞれ講評を述べられた 。受賞者は次の通り。

詩集賞・・・亀谷健樹 詩集「杉露庭」
作品賞・・・十田撓子 詩作品「殯(もがり)」
奨励賞・・・矢代レイ  詩作品「八月 供

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『日本海詩人』第3次 46号

2016-04-13 | 詩関係

 『日本海詩人』第3次46号が届いた。あゆかわのぼる氏、山形一至氏、小玉勝幸氏など錚々たる名が連なる歴史ある詩誌だが、斎藤勇一氏の名が見当たらない。そう思いながら「航海通信」へ読み進むと、創刊に係った斎藤勇一氏が脱会したという事が書かれてあった。

 保坂英世氏の「菜時来」の表現形態に興味を持った。25字×9行で1篇をなしているが、それぞれ1行ごとに25文字がワンセンテンスを成し、切りよく収まっている。詩とも散文ともとれる世界がそこにあってなかなか面白い。(全国的には2行詩というのがあるが・・・)

     晩酌
   ニュースは暗澹とした事件だけ 明るい話題はないのか
   週に三日、気分を変えるために飲む一日一合足らずの酒
   米は磨かれ芳醇な香り 一筋のせせらぎとなって流れた
   もう若くない 付き合い酒は必要ない ほろ酔いで十分
   この日に縁取りをして明日を迎えるための 晩酌は儀式
   平々凡々変わらぬがよい 淡々と過ぎていくありがたさ
   酒は『明鏡止水』『美丈夫』『雪の茅舎』『正雪』『翠露』
   さかなは 鰹のたたき ゴリ煮付け 冷奴 ミモレット
   ぐい呑みは 織部 焼締め 備前の火襷き 赤絵 切子 
 

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「ピッタインダウン」第4号

2016-03-24 | 詩関係

 矢代レイさんの個人誌「ピッタインダウン」第4号が発行された。
 発行日1月20日。ここで取り上げていたと思っていたが、私の勘違いで、未掲載であった。

 9詩作品収録。詩に関する直截な感慨や言葉、表現することの壁に苦悩する姿、長詩や文字表出・視覚的表現の試み、そんな挑戦とも苦悩とも思える姿が見え隠れする号である。
 【あとがき】で述べているが、先に開催された日本現代詩人会の東日本ゼミナールin秋田での感想として、「すぐれた詩人の器は大きい。いかなる容器にもことばが自在に変化するのである。弾力のあることば、こころに沁みてくることば、ことばの呼吸や意思など、メモするのに躍起になるほどだった」と述べている。そして、今号について「詩の組み立てやことばをつかまえるのに難儀したが、長詩と行替えに挑戦した」とし、「詩を作ることがいまは楽しい」という。
 この取りつかれたような意気込みに矢代さんの進歩を感じる。溢れるこの意欲は読み手や書き手にも大きな刺激になるはずだ。


   SLEEPING POEM

  閉じたまぶたの裏に
  もう一つの夜
  が目覚める
  薄い膜を通して

                        ぷっ
                          ぷっく  
                  くっぷ
            ぷっく

  ひかりのあわ
  が透いてみえる             

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「北の詩手紙」第19号

2016-03-24 | 詩関係

 「北の詩手紙」第19号が届いた。
 号を重ねるごとに内容もページ数もズンズンと上向きの同人誌である。
 今号も盛りだくさんだ。その中でも、去る1月10日、北の詩手紙が主催した『詩を連れて街へ出かけよう』と題する高校生との活動に注目した。若い世代と真摯に向き合い、現在の事象を考えること思うこと表現することに対して手助けしている。ずっと以前から行っている活動であり、あらためて敬服。 
 欲を言えば、示す方向性が多方向(拡散的?)なことが惜しまれる。編集面で欲張りすぎなのか・・・ナ。

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雛まつり街道・・・本荘

2016-03-13 | 地域

 秋田県由利本荘市の各地域でこの時期に開催される「町中ひなまつり」。華やかで実に美しい。北前船が寄港し日本海側の小都市に遺した京都文化のひとつであろうか。隣の山形県酒田市をはじめ沿岸部では同じような神楽をはじめ諸文化が残っているという。
 今日は、この地に伝承されている神楽が奉納されるというので出掛けた。由利周辺には神楽文化が数多く伝承されてるとは承知していたが、その各地伝承の違いを知ることは難しい。発生と伝承など複雑なことそれぞれにこだわりが多くあるのかもしれない。由利本荘市石脇地区の「石脇神楽」。代々、長男だけがその伝承を許されるという。(獅子舞い行われなかったので、他、画像なし)良い時間であった。

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「海市」第3号発行

2016-03-07 | 詩関係

「海図」第3号が発行された。
今号は横山と前田が詩、佐藤と片津、横山がエッセイを発表。
お互いにいい刺激になっている。

 

いる
                横山 仁

いわなかったことば
いえなかったことば
きけなかったことば
きこえなかったことば
きかなかったことば
 こにいるよ※

みなかったことば
みえなかったことば
さがせなかったことば
さがさなかったことば
 こにいるよ

かんじなかったことば
かんじられなかったことば
ねむらなかったことば
ねむれなかったことば
 こにいるよ

ここにいるよ
のまえのことば

ちんもく
 こにいるよ


    ※前田勉「夢想」(「海市」2号)より
 

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若木由紀夫「ペルソナ」

2016-02-16 | 詩関係

 若木由紀夫さんが、掌編集という言葉を使った「ペルソナ」を刊行した。
 ”ペルソナ”は、先に上梓された詩文集『百葉箱』や所属する「komayumi」に発表してきたもので、自らを語った”散文”。若木由紀夫の世界に近づくための格好の著書ともいえる。硬質な印象がある”若木詩”からすると、やや柔らかくもある姿が見えてくる。が、芯がきちっとした堅物でもある?

 あとがきから・・・
 『いつの頃からか、一場一瞬の物語を映し取りたいと思っていた。<十一行二十一字>は気紛れから生まれた小さな形式である。それが、シリーズ「ペルソナ番外編」となって三年。今はとりあえず”打ち止め”とし、一区切りとした次第。』 

若木由紀夫(わかき ゆきお)・秋田県大館市住・秋田県現代詩人協会会員・詩誌「komayumi」同人
・詩文集『百葉箱』・詩集「浮標』

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