遅くなりましたが、先週の土曜日に見た感想を。最前列なので舞台が近いとは思ってましたが、まさかここまで近いとは! オーケストラボックスもないので、文字通りかぶりつき。ほんの1m向こうで出演者が演じ歌い踊る! もうなんだか恥ずかしくて、しばらく正視できませんでした(笑)。目線がちょうど出演者の足元くらいの高さなので、かな~り見上げる格好になり、ぶっちゃけ、パンツ見えまくりですよ! ワタシは今日はパンツを見に来たのか?って感じですよ! そんなわけで、目の前で展開されているシーンはよーく見えましたが、舞台全体の演出や美術はあまり把握できず。作品としてはなかなか面白くて気に入ったので、後方でもう一回見たいかも。以下感想。ネタバレはあるかな??
『OUR HOUSE』
6月24日(土)ソワレ 新国立劇場・中劇場 1FA列センター
展開が早いわりに話の筋がわからないということはなかったけど、歌詞が半分くらいしか聞き取れなくてちょっとストレスでした。歌詞が聞き取りにくいのは、席が前過ぎて音響のせいもあるかもしれないけど、やっぱり翻訳モノにつきものの無理な日本語のせいもあるかも? 特にテンポの速いポップス調の曲を日本語に訳して歌うと、やっぱり字足らずや字余りで歌いにくそうだし、こちらの理解力もアップアップになります。日本語は英語みたいに韻を踏まない言語ですが、そのあたりは工夫して韻を踏んでいる箇所もあり、翻訳の努力の跡は見えましたが。あと、ミュージカル曲と違って歌詞にリフレインが多いですよね。いくら歌っても話が進まない(笑)。
お話しとしては、まあ、目先のことにかられて人生の選択をあやまると最後に痛い目に遭うぞ、という感じでしょうか。いいジョーの人生と悪いジョーの人生が平行して進み、最後に交わるわけですが、ラストが結局夢落ち??みたいで、やや気が抜けました。でも基本的に期待以上。なかなか楽しかったです。まずキャスティングがいいですよね。それぞれの役者さんがその持ち味を無理なく生かせる役柄ではじけていて。サカケンなんか、レミゼのアンジョよりこっちの方がずっといい(笑)。以下、キャスト評をつれづれと。
まずは初アッキー。なんと言っても早替えお疲れさまですね。ときにアッキーの替え玉もいたりして、いつ本物とすり替わったのかわかんない場面もありました。てか、顔に力はいりすぎ&歯剥きすぎじゃないですか?(笑) 友人によるとそれが特徴らしいですが。あ、でも歯並びがキレイで見とれました。せっかく歌のうまいところを見せつけるような一大ソロナンバーがないのが残念かな。あと、良いジョーと悪いジョーのメリハリがもうちょっとあるとよいと思いました。
『ナイン』ですごくよかった池田有希子さん。この作品でも可愛くてステキでした。アッキーとの歳の差はあまり気にならなかった。演技も安定。同じセリフを違うシーンで2回言うのですが、その言い回しの違いに感心しました。
後藤ひろひと&池田ナルシーさん。他の人のギャグがやや滑り気味のことがあったのに比べて、この2人は外しませんね。ひろひとくん(大学の後輩なのでこう呼ばせてください)は例のとめどもなく繰り出されるシャベリで、ナルシーさんはもう出てくるだけで笑いが取れる感じでした。そうそう。ナルシーさんは最初の激しいダンスシーンで、明らかに1人だけヘトヘトになっていたのが気の毒でなりませんでした(笑)。とにかくこの2人が出てくるとなんか舞台の雰囲気が変わるというか、ミュージカルというより、G2さんのお芝居寄りになる?(見たことないけど・笑)
それとは別の意味で舞台の雰囲気を変えていたのが今井さん。1人だけばりばりミュージカル歌唱で、空気が一気に東宝ミュージカル風に(笑)。ちょっと浮いてたかな。あ、亡霊?役だから浮いててもいいのか? 衣装も1人だけ着たきり雀で、これってかえって珍しいですよね。てか、今井さん、どーしてもジャン・バルジャンに見えちゃうんだよな~(汗)。
香寿たつきさん。スタイルいーッスね~。歌い出すと、お、元宝塚男役って感じ。良かったです。でもアイルランド人のおっかさんにしては少々キレイすぎるかも。“ビッグママ”っぽい人で見たいような気もします。
サカケン&新納慎也さん、瀬戸カトリーヌ&入絵加奈子さんの、仲良しコンビ2組は、ギャグが時々ちょっと滑ってたけど(笑)、どちらも楽しかったです。男性2人がボケキャラで、女性2人がツッコミキャラですかね。あ、サカケンのバク転と半裸。期待通りでした(笑)。
最後に、忘れちゃいけない小鈴さん! 実はこの作品に小鈴さんも出てることをすっかり忘れていて、しばらくは「なんか似てる人がいるな~」ぐらいに思っていたワタシ。途中からもう彼の虜になりました!(笑) アンサンブルなのでいろんな役で出てますが、スコットランド民族衣装のキルトをはいたカラム役がもう秀逸!! ピッチリ七三に分けた髪とあの張り付いたようなスマイルがたまりません。今思い返しても笑えます。特に、サラの弁護士事務所を出て行くシーン。ドアを間違って押した後「あ、引くんだ」とボソッとつぶやいたのがツボに入り、したたか笑いました。ワタシ、ミュージカル見て笑って涙が出たのはコレが初めてです。たぶんサラ役の池田さんも素で笑ってたと思います。あんまり笑いが抜けなくてしばらくショーストップ気味でしたから。
ふ~。思ったより長くなっちゃった。やっぱりもう一回見たいな。当日券ってあるのかな。
『OUR HOUSE』
6月24日(土)ソワレ 新国立劇場・中劇場 1FA列センター
展開が早いわりに話の筋がわからないということはなかったけど、歌詞が半分くらいしか聞き取れなくてちょっとストレスでした。歌詞が聞き取りにくいのは、席が前過ぎて音響のせいもあるかもしれないけど、やっぱり翻訳モノにつきものの無理な日本語のせいもあるかも? 特にテンポの速いポップス調の曲を日本語に訳して歌うと、やっぱり字足らずや字余りで歌いにくそうだし、こちらの理解力もアップアップになります。日本語は英語みたいに韻を踏まない言語ですが、そのあたりは工夫して韻を踏んでいる箇所もあり、翻訳の努力の跡は見えましたが。あと、ミュージカル曲と違って歌詞にリフレインが多いですよね。いくら歌っても話が進まない(笑)。
お話しとしては、まあ、目先のことにかられて人生の選択をあやまると最後に痛い目に遭うぞ、という感じでしょうか。いいジョーの人生と悪いジョーの人生が平行して進み、最後に交わるわけですが、ラストが結局夢落ち??みたいで、やや気が抜けました。でも基本的に期待以上。なかなか楽しかったです。まずキャスティングがいいですよね。それぞれの役者さんがその持ち味を無理なく生かせる役柄ではじけていて。サカケンなんか、レミゼのアンジョよりこっちの方がずっといい(笑)。以下、キャスト評をつれづれと。
まずは初アッキー。なんと言っても早替えお疲れさまですね。ときにアッキーの替え玉もいたりして、いつ本物とすり替わったのかわかんない場面もありました。てか、顔に力はいりすぎ&歯剥きすぎじゃないですか?(笑) 友人によるとそれが特徴らしいですが。あ、でも歯並びがキレイで見とれました。せっかく歌のうまいところを見せつけるような一大ソロナンバーがないのが残念かな。あと、良いジョーと悪いジョーのメリハリがもうちょっとあるとよいと思いました。
『ナイン』ですごくよかった池田有希子さん。この作品でも可愛くてステキでした。アッキーとの歳の差はあまり気にならなかった。演技も安定。同じセリフを違うシーンで2回言うのですが、その言い回しの違いに感心しました。
後藤ひろひと&池田ナルシーさん。他の人のギャグがやや滑り気味のことがあったのに比べて、この2人は外しませんね。ひろひとくん(大学の後輩なのでこう呼ばせてください)は例のとめどもなく繰り出されるシャベリで、ナルシーさんはもう出てくるだけで笑いが取れる感じでした。そうそう。ナルシーさんは最初の激しいダンスシーンで、明らかに1人だけヘトヘトになっていたのが気の毒でなりませんでした(笑)。とにかくこの2人が出てくるとなんか舞台の雰囲気が変わるというか、ミュージカルというより、G2さんのお芝居寄りになる?(見たことないけど・笑)
それとは別の意味で舞台の雰囲気を変えていたのが今井さん。1人だけばりばりミュージカル歌唱で、空気が一気に東宝ミュージカル風に(笑)。ちょっと浮いてたかな。あ、亡霊?役だから浮いててもいいのか? 衣装も1人だけ着たきり雀で、これってかえって珍しいですよね。てか、今井さん、どーしてもジャン・バルジャンに見えちゃうんだよな~(汗)。
香寿たつきさん。スタイルいーッスね~。歌い出すと、お、元宝塚男役って感じ。良かったです。でもアイルランド人のおっかさんにしては少々キレイすぎるかも。“ビッグママ”っぽい人で見たいような気もします。
サカケン&新納慎也さん、瀬戸カトリーヌ&入絵加奈子さんの、仲良しコンビ2組は、ギャグが時々ちょっと滑ってたけど(笑)、どちらも楽しかったです。男性2人がボケキャラで、女性2人がツッコミキャラですかね。あ、サカケンのバク転と半裸。期待通りでした(笑)。
最後に、忘れちゃいけない小鈴さん! 実はこの作品に小鈴さんも出てることをすっかり忘れていて、しばらくは「なんか似てる人がいるな~」ぐらいに思っていたワタシ。途中からもう彼の虜になりました!(笑) アンサンブルなのでいろんな役で出てますが、スコットランド民族衣装のキルトをはいたカラム役がもう秀逸!! ピッチリ七三に分けた髪とあの張り付いたようなスマイルがたまりません。今思い返しても笑えます。特に、サラの弁護士事務所を出て行くシーン。ドアを間違って押した後「あ、引くんだ」とボソッとつぶやいたのがツボに入り、したたか笑いました。ワタシ、ミュージカル見て笑って涙が出たのはコレが初めてです。たぶんサラ役の池田さんも素で笑ってたと思います。あんまり笑いが抜けなくてしばらくショーストップ気味でしたから。
ふ~。思ったより長くなっちゃった。やっぱりもう一回見たいな。当日券ってあるのかな。
うりちゃんのツボは小鈴さんさんなのね。
> 激しいダンスシーンで、明らかに1人だけヘトヘト
気が付いていなかった!なるほど。次回はそこによく注目してみます。
ジョーの父は実はコングさんでちょっと見たかったです。G2演出の常連さんでもあるので。
なるほど、コングさんか! そりゃーいいですね。
ギャグ部分もわらかしてくれそうな気がします。
明日時間がとれたらマチネ観てこようかと思案中…。