熊野磨崖仏に会いたい!それがこの旅の第一の目的。
宇佐で予定より時間がかかり、両子寺で金剛力士像探し。
熊野磨崖仏の駐車場に到着したのは、拝観終了時刻17時の少し前やった。
夕暮れ迫る谷間の坂道を杖を借りて上った。
やがて、自然石を積み重ねた石段になり、その自然石は丸みを帯びていて歩きにくく、
そして長い!
やっと上りきったという感動と磨崖仏に対面できたという感動は、
「国東半島に来たぞ!」って叫びたいほどやった。
最後の難問は帰り道。
「行きはよいよい、帰りはこわい。」その言葉とおり、
帰り道の方がきつかった。
@熊野磨崖仏
平安時代末期の作と言われている「大日如来(約6.7m)」と「不動明王(約8m)」の磨崖仏があり、国指定の重要文化財となっております。
国内最古にして最大級の磨崖仏です。
また、鳥居から熊野磨崖仏まで続く100段もの石段は、昔、鬼が築いたと伝えられています。
穏やかな表情の「大日如来」様。頭部上方には三面の種子曼荼羅が刻まれています。
伝説では、磨崖仏は養老2年(718年)仁聞菩薩が造立したと伝えられ、近くの山中には「御所帯場」と呼ばれる作業時の宿泊所跡があります。