前々回のフリートウィーク、前回の入間航空祭に続き、とうとう行ってまいりました!
横須賀軍港めぐりぃ~!
うむ。その名のとおり、横須賀軍港めぐりでございますよ。
参加者は、言わずもがなの、Team URIBOZ 女子部の3名。
イリヤさま、からめらさま、うり坊 でございます。
はじめに申し上げておきますが、自転車は、いっさい関係ありません。
迷いなき、軍港めぐりオンリーの企画でございます。
さて、、、
決戦日は、6月1日。
観光クルーズ船の発着場所に隣接する、ヴェルニー公園に、正午集合。
ヴェルニー公園はバラの名所で、5月下旬ごろが最盛期のようです。
昨日は、盛りは過ぎていたのですが、2番花や遅咲きのバラは、まだ楽しめました。
、、、ですが、この日の目的は、バラではなく、、、艦でございますのでね!
ヴェルニー公園からも、横須賀軍港は眺めることができ、正面に 護衛艦いずも がドーンと
碇泊していましたよ。
いずもさんは、ふだんは、ここにいらっしゃるのですね。
大きいです~!
このいずもさんを見られただけでも、横須賀まで来た甲斐というものがありました。
港内には、いずもさんのほかに、くろぐろとした潜水艦が4隻も浮かんでおり、艦の上にいらっしゃる自衛官の方々のお姿を遠望することもできます。
つまりは、このヴェルニー公園からの眺めだけでも、けっこうな見応えがあるのです。
ですが、この後われらは、クルーズ船に乗って、いずもさんの反対側も、港内に碇泊している艦船も、アメリカさんちの戦艦も、ジロジロ見ちゃうんだもんね!
、、、ということで、13時発の船に乗るべく、バラそっちのけで、汐入ターミナルへ移動しようとしておりますと、、、
そのとき、、、見知らぬおじさまが、フレンドリーな感じで私たちに話しかけてこられたのでした。
その方というのが、、、実は、横須賀港に縁の深い、すごい方だったのですが、それをインターネットでバラしていいのかどうか判断できないので、とりあえず申しません(汗)
とにかく、すごい方に偶然、声をかけていただいたおかげで、わたしたち3人はにわかに護衛艦や潜水艦に関するさまざまな知識を獲得することに成功いたしました。
にわかに、、、ぐうぜん、、、なんということでしょう(汗)
なんの予習もせずに、軍港めぐりをしようとしていた私でしたが、思わぬことで、学習するチャンスをいただきました。
すごいおじさま、どうもありがとうございました(汗)
さあさあ、いよいよ、軍港めぐりでございます!
《横須賀軍港めぐり》というのは、民間の会社が企画運営している観光クルーズ船に乗って、
海上から、海上自衛隊や、アメリカ海軍基地に碇泊している船を眺めて楽しむ、、、というものです。
クルーズ船は、1時間に1本出航しておりまして、所要約45分。料金は大人1400円。
インターネットや電話で予約することもできますし、空席があれば当日チケットを購入することも可能です。
もちろん、私たちは、事前にバッチリ予約を入れておりました。
航路は ↓ このようなイメージでございます。
お客さんは、いわゆる観光客っぽい感じの方々がほとんどです。
昨日は平日でしたので、年齢層は比較的、高めでした。
しかし、中には、おそらく、ものっすごい知識量なんだろうな、、、と予想されるようなミリタリー好き系お兄さんも混じっていらっしゃいましたし、
また、アジア系の外国人観光客のグループも参加されていました。
私たち3人は、どのカテゴリにも分類しにくいタイプで、若干、浮き気味でしたが、そのようなことで怯んではおられません!
ちなみに、クルーズ船には女性の添乗員さんが乗船していらして、目の前の艦船や潜水艦について、詳しく解説してくださるので、私のように知識のない人でも十分に楽しめるのでございます。
陸側の埠頭には、海上自衛隊の艦船がすごくたくさん碇泊していました。
↑すごい(汗)
右方向に、まだまだ留まっていましたが、カメラの画角に入りきらなかったですぅ~。(←タママ二等兵風)
左から、《111おおなみ》《174きりしま》《178あしがら》←で、合ってます?(汗)
もう、、、ですね、、、この写真では、スケール感がぜんぜん伝わらないので、残念でなりません。。。
肉眼で拝見しておりますと、実に迫力満点。
まことに頼もしい艦船の方々でいらっしゃいますのに、、、
ちなみに右の2隻(174と178)は、イージス艦なのだそうです。
ここで、イージス艦と、それ以外の艦を見分けるコツを、ガイドさんが教えてくださいました。
この蜂の巣みたいな六角形のパネル。
これが付いているのが、イージス艦なのだそうです。
「これだけは覚えて帰ってください」と、ガイドさんがおっしゃっていたので、懸命に記憶に定着させました。
↓こちら側は、アメリカ海軍基地です。
イージス艦ですね!
六角形のパネルがついてるもんね!
感慨は、それのみ!
本日は、世界最大の空母、ロナルド・レーガンは、お仕事に出かけていらして、お留守でした。
ガックリ、、、
そのような折り、前方から、港に入ってきた船がありました。
船首のほうに、たくさんの自衛艦の方々が立っていらっしゃるのがわかります。
これから船を着岸させるので、その準備のためにここに立っているのだそうです。
↑こちらは、《117すずつき》さんでいらっしゃいます。
母港は佐世保だそうなので、ふだんは横須賀にはいない船なのですね。
艦砲が見えます~。お強いのでしょうね。
このマルで囲んだ部分がすごいらしいんです。
よくわからなかったのですが、すごいらしい、、、ということだけ記憶しました。
ちなみに、六角形ではないので、イージス艦ではありませぬ。
次から次から、いろいろな種類の艦船が見えてくるので、、、もうなにがなんだか、このあたりから頭の中がグルグルです。
↑あ! この302と301は、重要です。(もちろん、その他の船も重要でしょうが、、、)
機雷を排除する掃海艦ですよ!
なんでも、木造船なのだそうです。
ガイドさんのご説明によりますと、機雷のしくみというのは複雑で、大きな金属とか、船に溜まった磁力とか、スクリューの回る音とか、そういういろいろなものに反応するのだそうです。
そこで、あえて、木造船にしてあったそうなのです。
この艦は、もうすぐ任務を解かれる、、、とのことでした。
危険な任務を数多くこなして、、、あ、、、いや、、、危険な任務を立派にこなしたのは、乗船していた自衛官の人なのでしょうが、でもなんだか、この2つの艦に対しても、心からお礼を申し上げたい気持ちになってしまいました。
私のような軽薄で無駄なおしゃべりばかりしている人間からすると、無機的(木は有機物ですが)な艦船たちが、寡黙(船だから当たり前ですが)に、真摯に、懸命に危険な任務を全うして、そしてこの港に帰ってきて、今はじっと退役のときを待っているなんて、、、なにか、とても尊い存在に思えてくるのでした。
そんな風にセンチメンタルになってるところへきて、さらなる追い打ちが、、、
この船↑は、すでに任務を解かれたということで、艦の番号を塗りつぶされてしまっているのです。
なんでも、軍艦は除籍になると、艦の番号を返さなければならないので、船体に書かれている番号は消されてしまうのだそうです。
でも、その塗りつぶされたところをよく見ると、、、
うっすらと、5103 の数字が読み取れるのでした。。。
切ない、、、切なすぎます~!!!(涙)
それに、よく見ると、あちこちに錆びが、、、痛々しくて、もう見ていられない。。。
切なさで胸をいっぱいにしながら、、、新井掘割水路を通過して、汐入ターミナルに戻ったのでした。
45分という短い船上の旅とは思えないほど、濃い内容でした~。
スタート直後から、最新鋭の護衛艦目白押しで、ワクワク、ドキドキの連続、そして入港する船とすれ違ったり、自衛艦の方が手を振ってくださったりと、予想外な喜びあり、さらには任務を全うして退役する艦船に感動し、滂沱の涙を流す、、、
なんというドラマチックな展開でございましょう~。
なんの予備知識もない私ですが、心を揺さぶられてしまいました、、、
(つづく)