プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

◇ 平出隆「ウィリアム・ブレイクのバット」

2010年05月23日 | ◇読んだ本の感想。
ウィリアム・ブレイクとは……といっても説明が出来ないから、
wikiの該当ページをどうぞ。

わたしはこの人は主に挿絵画家、ちょっと詩も書くらしい、程度の認識で。
しかもイギリス人だし、一体野球とどう関わるのかと疑問に思いつつ読み始めた。
あ、でも実はこれには大したオチはありませんでした。
収録されているエッセイの一編のタイトルというだけで、
キャッチー(……ウィリアム・ブレイクの人口膾炙率を考えるとキャッチーというのは無理か)
だから題名になっている、程度だと思うから。



最近平出隆づいている。
続けて読んでいるのは単に順番がそうなっているからに過ぎないけど、
詩人が書いた本としては相当気に入って読んでいる。珍しいことだ。
ただ、本来である詩そのものをまだ読んでいないので、それを読んでどう思うのか。
そこが目下の興味。

ところで、この本の文章の雰囲気は誰かに似ている。
誰かっていったら――赤瀬川さんかなあ。
その時たまたま赤瀬川原平の「少年とオブジェ」を併読していたのも奇遇なのだが、
平出隆のこの本の後半の文章と、赤瀬川さんの若い頃の、まだブンガクしていた頃の文章が
どこか似通う。オオマジメにとぼけているところが。
わたしは赤瀬川さんをこの20年位の作品でしか知らないので、
彼のことを“ヘンなモノゴト収集家”としてしか見ていないのだが、
詩人である平出隆と芥川賞作家+前衛芸術家だった赤瀬川さんの立ち位置は、
遠く見えて、意外に襖一つ隔てたところにあるのかもしれない。


この本は読みやすく、面白いのでお薦め。
収録されている中では、とにかく「ランバダ・パーティー」の章が気になって気になって……
誰か真実を知らないか。



ウィリアム・ブレイクのバット
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