がんばりましょう

2017年05月27日 | 日記


高校生の頃の思い出です

入学して、友達もあまりいなく、心細いまま、委員会に入り
そこで、先輩を含めて、10数人の男女混合仲良しグループができたのは
2学期に入ったころ


その中に、げんちゃんと呼ばれる、同学年の男子が気になっていた(好きだった)

げんちゃん
あだ名の由来は、原動付き自転車(原チャリ)の筆記試験に3回おちて、先輩にからかわれて げんちゃん と、呼ばれるようになった

そのころの流行りだからしかたない
げんちゃんは、アイパーをかけて、改造学生服を着て「中学の友達の暴走族がいる」と自慢していた
いかつい、見た目だったが、優しい男子だった


緩い委員会の、なんとなくのグループで、それぞれ部活したり、バイトしたり、同級生と遊んだりで
放課後だけの関わりだった

委員会室を覗き、誰かいるとおしゃべりして、盛り上がると
駅前の喫茶店に入ったり、お金がないと、マックに
全くお金がないと、駄菓子屋によって、おしゃべりしていた


げんちゃんが、のんちゃんことを好きなのはわかっていた


2年の夏休みあけ
廊下で呼び止められ「旅行のお土産だよ」と言って、小さな包みを貰った

男子から何かを貰うなんて初めてで

これだけで、もう ドキドキだった

こ・こ・これは・・・・告白 ? その 前触れ ?

先走る私は、廊下の隅で、急いで包みを開けた


キーホルダー

毛筆体の型抜きで、赤い塗装の










「努力」




えっ??? 一瞬だけ、「努力」から、なにかのメッセージを読み取ろうとした
意味なんてない  げんちゃんの趣味の キーホルダー だった






そのあと、のんちゃん
同じ包みを開けているのを、偶然見た

のんちゃんのキーホルダーもおんなじで
















「根性」





のんちゃん、複雑な表情だった(私も同じ顔してたと思う)





げんちゃん  何個キーホルダーを買ったのかわからないけど
何人かに、同じキーホルダーを配ったようだった



げんちゃんは、見た目はいかついけど、性格がいいので、モテていた

めぐちゃん・みどりちゃん・エミ先輩 告白されて付き合い始めるのに、2,3か月でなぜか振られる

なんとなく、その残念感わかる気がする



高校2年の3学期
学年末試験あと、2週間高校が休みになり、その後、終業式

げんちゃんとは同じクラスになったことはなく、教室での様子は全く知らなかった

げんちゃん 終業式にいなかった

ホームルームで、担任の先生が「転校した」と言っていた

そういう話を、友達を介して聞いた


げんちゃん 成績も出席日数も足らず、退学して、定時制高校にはいったらしい


放課後だけの関係だったので、住所も電話もわからない
連絡を取ろうとしても嫌がるかもしれない


かなりショックを受けた記憶があるが、仲良しグループの先輩たちも卒業して
そのまま同学年の友達も私も受験モードに突入した


成人式で一度だけ、げんちゃんと再会した
相変わらず、アイパーで、派手なスーツに口ひげを生やしていた

でも人懐こい性格は変わっていなかった

差し障りのない会話をして、終わった






なぜ、突然こんなことを思い出したのか?


旦那の会社に16歳の男子が正社員で入社して、その面倒を旦那が頼まれてしまった

「成績も出席日数も足りなくて、高2になれなかった。息子と同じ年じゃ、どうあつかったらいいのかわかんねぇ」

旦那がぼやいていた





げんちゃんを思い出すことは、結構多い




私は、音楽を聴くのが苦手
という残念な能力の持ち主で、なんとなくのCMソングで、サビの部分だけ、無意識に刷り込まれる程度


カラオケのお付き合いで、困らない程度のレパートリーはあるけど、まず、カラオケにはいかない



そんな私でも好き と言える 曲がある


スマップの初期の 曲だと思う

タイトルは「がんばりましょう」かな ?

「とおおきょ~お~タワーで むかし みかけた みやげものぉ~ はありつーぃてた ことばぁは努力根性うぉ~」


この曲のこの部分だけ が好きで、わざわざ聴こうとは思わないけど、偶然耳に入ると




「なんだか もう 元気になる」








旦那の会社の16歳 三日目から 来てないそうです















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