安心して受けられる医療とは? 誤診でも… 

誤診につぐ誤診、でも医療の世界では誤診とは言わないそうです。
安心して受けられる医療とは?皆様と考えていきましょう。

遺族交えた事故調査を・・・ 「患者の視点で医療安全を考える連絡協議会」

2016-10-13 | 事故調査制度
遺族交えた事故調査を 「患者の視点で医療安全を考える連絡協議会」代表の永井裕之さん(75) 「検証―医療事故調査制度1年」
2016年10月11日 (火)配信共同通信社

 事故の原因を究明し、同じ事故を起こさないための再発防止をする。その情報を共有することで日本の医療の質や安全性を高める。医療事故調査制度が始まって1年になるが、この本来の目的が、まだ医療界全体のコンセンサスになっていないと感じる。全ての医療者が「不幸な事故から学ぶ」という姿勢を持つことが制度定着の鍵になる。

 現状で「少ない」とされる第三者機関への届け出件数は、今後増えていくと思う。ただ医療安全に対するこれまでの取り組みの差によって、医療機関ごとの届け出にものすごくばらつきが出るだろう。「死亡を予期していたので調査はしないと言われた」「主治医は事故として調べた方がいいと言ったが、院長の反対で調査されなかった」。遺族からこうした相談を受けている。

 制度上、医療機関が「これは事故ではない」と門を閉ざしてしまえば、遺族が直接手を打つことはできない。家族の突然の死について「理由を知りたい」と思うのは自然なことだ。遺族は亡くなった患者の症状や変化も知っている。その訴えに真剣に耳を傾けて疑問を解明してほしい。「遺族の意見は不要だ」という医療関係者もいるが、崩れかけた信頼関係を再構築していくには、遺族を交えた事故調査が極めて大事だ。

 遺族はもっと声を出してほしい。交通安全や製品の安全は国民自らの問題になっているのに、医療の安全はまだ国民に溶け込んでいない。「医者任せ」ではなく「医療の消費者」の目線で発信していかねばならない。この制度は、医療とどう関わるかを国民レベルで考えるチャンスでもある。

 制度開始時から「小さく産んで大きく育てよう」と言ってきた。まだ生まれたばかりのよちよち歩き。6月の一部見直しでは、第三者機関に遺族の相談窓口をつくることなどが定められた。2年目に入ってこうした点を真剣に実行していけば、「栄養」となってより育つだろう。

 そして、さらに大きく育てるためには「密室」からオープンな医療にすることが重要だ。手術を録画する。患者の死亡事案を全て見直してみる。医療に携わる全員が自らの役割を全うし、互いに「おかしいことはおかしい」と言い合える風土や、患者の意見や相談を聞いてきちんと応える仕組みをつくることが求められている。

  ×  ×  ×

 ながい・ひろゆき 99年に東京都立広尾病院で起きた薬剤誤投与事故で妻悦子(えつこ)さん=当時(58)を亡くした。「医療の良心を守る市民の会」の代表も務めている。
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