高楊枝MIND

『武士は食わねど高楊枝』 そんな気概をもって生きて行きたいです。

認知症…ほんとうに「寄り添うウソ」は良いウソなのか!?

2017年05月06日 03時51分08秒 | 仕事
NHKの「認知症ともに新しい時代へ」という残念な番組をみた。


本当に「寄り添うウソ」は、良いウソなのか?


勿論、ウソを否定するつもりはない。

私もウソをつくことはたくさんある。

でも、いつも反省する。私は「自分の技量が不足しているから、認知症の人にウソつくような介護しかできないんだ」…「だから、次回はウソをつかないような介護を目指したい」…と考える。
考えた結果、ウソをつくような介護場面にならないような介護支援を考えるようになる。例えば、本人が帰宅を訴えるような場面が起こらないように支援方法を考えるんだと思う…それが、専門職であると思う。
認知症の人が、なぜ帰宅を訴えるのかを思考しないで、考えないで「寄り添うウソ」は必要です…といったウソありきで考える介護支援は認知症の人に対する侮辱でもある。
認知症の人にはウソを言って良いと肯定することは、専門職として納得できない。そして、このような我々介護をする専門職を否定するような話を聞いてしまうと同業者として情けなくなった…


テレビでは、年寄りが、歩き出して帰ろうとすると職員が近づき、外は雨が降って嵐であることを告げる(外は晴れている)。そして、年寄りは、帰ることを諦める…という場面が流れた。

…これが、寄り添うウソの一端らしい。


しかし、私の個人的な見解を抜きにしても、ウソを肯定化するのは危険だと思う。

『認知症の人にウソをついて良い』なんてことを言いだすと、安易な人たちは、ウソつきまくるよ!


何が危険か?

まずもって、「寄り添うウソ」の定義もなく、ウソを肯定するようなことはしてはいけない。

どのラインが、寄り添っていて、どのラインが寄り添っていないのか??

そのライン決めはどこにあるのか?

職員個々にあるのなら、最悪だわ…

それともケアプランで示されているのか??



更に、映像の施設では、玄関には故障中という張り紙がされていた。まるで、素晴らしい介護かのごとく映像は流れる…

こんなに悲しい映像はないわ…

玄関に故障中というウソの張り紙をして、利用者に日々ウソをつく。ましてや、その玄関から日々職員その他の人は出入りする。

ひどい話だわ…



一番腹がったったのは、ウソをついてそこで終わりであること。そこから先について、考えようとしない思考停止した介護に憤りを感じた…金貰ってる我々専門職がウソを肯定し出したらアウトだと思う。専門職としてのプライドはないのか!



しかし、自宅で介護している家族は、有りだと思う。その場限りの対応や一時しのぎの対応は、介護している家族はやむを得ない。






その他にもこの番組は相変わらずのユマニチュード押し。

当然のごとく我々介護職では言われている当たり前の事なのに、まるで新しい時代がきたような…

そして、いつもこのユマニチュードをやっているのは、看護師や医療関係者ばっか…まあ、そうだろうね、医療職は、驚いたかもしれないが、介護じゃ当たり前のことだよ…







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