誰もいない家…

両親が亡くなり、実家には誰もいない…


早いもので、もう数年が経つ。



不定期ではあるが、実家に行く。

いたるところが壊れている。

壁は剥がれ、郵便ポストは色あせ、庭には雑草が生い茂っている…

今はもう誰もいない家…



私が、小学生の時に、両親はこの家を購入した。

誇らしげな父…うれしそうな母…

初めて、自分の部屋を与えられてうれしかった私…

すべてが懐かしい…

ここで、いろいろなことがあった。

結婚するまで、私はずっと自宅にいた。

ここに来ると、昔を思い出す…喜怒哀楽が詰まった家だ。




そんな、思い出深い実家も、今は誰もいない…

人が住まなくなった家は、生気がなくなる…



大事な思い出深い家…でも、どうしたものかな…