地域安全安心ステーション事業
警察庁の「地域安全安心ステーション」推進事業の新規団体に指定された魚沼市の本町・稲荷町老人クラブ「天寿会」(今井三郎会長・会員65人)に8月11日、事業で活用するパトロールベストや腕章などの物品が貸与された。
「地域安全安心ステーション」推進事業は、全国で防犯ボランティア活動の取り組みが熱心な地区を選定し、団体に対して警察からジャンパーや帽子、腕章など活動用資機材が貸し出され、警察署の支援を受けながら活動の一層の活性化を推進するもの。
小出署で行なわれた貸与式には会員10人が出席。藤木今朝司署長から今井会長に物品の目録が手渡され「いただいた物品は公民館に置いて利用します。会員の年齢も高いので事故やケガに注意しながら地域の安全、安心のために活動したい」と今井会長が意気込みを示した。
藤木署長からは「犯罪を防ぐには地域の連帯、ボランティア活動、家庭での絆が大事。物品を有効活用して頑張ってください」とこれからの活動に期待をかけた。
同事業により天寿会に貸与された物品は防止10個、懐中電灯5個、パトロールベスト10着、サインライト3本、腕章10個など11種70品。
同会ではこれまでに主に通学路で子どもの保護・誘導を行うなど、子どもたちの安全を確保するための活動を行なってきており、物品の貸与を受けたことから、今後は夏休み期間中の夜間巡回なども行ないたいとしている。
なお、貸与を受けた同会では、この日早速物品を身につけて活動を実施。本町のサカキヤ前交差点で「子どもの犯罪被害防止」「振り込め詐欺の被害防止」をはじめ乗り物を対象とする犯罪被害防止の広報チラシなどを買い物客らに配布する活動を行なった。