うんてかたB-side

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シブい携帯

2007年05月20日 22時30分27秒 | GOODS
これまで携帯にシールを貼ったりなどの手を加える事は一切しなかった私でしたが(単に面倒だから)、東急ハンズの携帯アクセサリーコーナーでたまたま転写式の蒔絵シールを見つけ速攻ゲット。季節はずれの椿をボディにレイアウトしてみたら、和風なストラップ群と相まって非常に雅な携帯になってしまいました。我ながら渋い!風流でイカスぜ!これもある意味年相応なのか?(待ち受けは勿論マイケル/笑)
ストラップの赤い草履は以前仲居をやっていた時にお客さんから頂いた根付けアクセサリー。何と御年90歳になるというお客さんのお母様の手作り!本当の草履と同じ編み方なんですよー。草履は「お足(お金)がつく」って事で縁起物として象られてるんですね。
木札は浅草の言問通りにある「札書きの丸島」で作ってもらったもの。職人さんが勘亭流の盛り上げ文字をその場で書いて仕上げてくれます。ちなみに「清華園」とは以前うちが経営していたお店(中華料理店)の名前。裏には私の名字が入ってます。
んでピンク色のが今年北海道神宮で厄祓いに行った時に買った干支ストラップ。ローズクォーツに亥の絵と「開運招福」の文字。そーいや、これって来年のどんど焼きに出さなきゃならんのだろうか。

蒔絵といってもピンとこない方もいると思いますが「この紋所が目に入らぬか~!」の印籠、あれが蒔絵細工です。欧米では漆器の事を「japan」といいますが、漆芸品の中でも金銀粉や螺鈿で装飾を施した蒔絵は古くは奈良時代まで遡ります。仏具や刀の装飾、香合や硯箱、婚礼調度品など作品は様々で、私が日本橋にハマる前は蒔絵鑑賞の為によく上京したものです(尾形光琳の国宝も拝める東京国立博物館はオススメ)。かのマリー・アントワネットは蒔絵コレクターとして有名でしたが、現在でも欧米の貴族や富豪達を魅了している素晴らしい美術工芸品なのです オークションでは数千万で落札される物もあるそうです。海外の方がよっぽど評価が高く珍重されてるんですね。ブランド品もいいんですが、世界に誇れる自国の伝統工芸にももっと目を向けてもらいたいなぁ~と思います。
携帯シールのは勿論「なんちゃって蒔絵」です。本当の蒔絵を施してもらったら何十万としますから 漆で模様を描いて金粉を蒔いたのが「平蒔絵」、蒔絵の下地を盛り上げたものが「高蒔絵」です。エンボス調に盛り上がってるのがわかりますよね。

宝くじが当たったら絶対蒔絵のコレクションしたいです。
ホントは蒔絵教室にも通いたいんですが、札幌にそんなツウな教室はナイ…
以前の二胡ブームで教室が溢れたように、蒔絵ブームも来ないだろうか。