そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

5月19日(金)古巣勤務先へ

2017年05月19日 | 公開

  年に1度、高大連携ということで、勤務先大学の附属高校へ授業をしにいく。四半世紀前、8年ほど勤務していた学校だが、校舎もずいぶん建て直され、面目を一新している。かつての同僚も、ずいぶん少なくなったが、それでも何人かの先生に、やあやあやあとご挨拶した。

  50分授業を2つ。だいたい、予定した内容を話すことができたが、ハンドアウトに誤植があって冷汗一斗。文学部へ進学したいのですが、就職はどうですか?と質問されたので、おやめなさいと言っておいた。

  午後は新橋方面で打ち合わせがあったので、メトロを乗り継いで虎ノ門へ。「竹泉」でりんだもぢり、ほど近いカフェで書類に目を通してから、約束の時刻に事務所を訪ねる。降りかかってきた火の粉を払うの体で、相談相手に災難でしたなあと同情されたが、これもまあ、人生勉強だ。考えてみればバカみたいだが、利益相反ということは十分に理解してつもりだが。

  新橋まで歩いて、JRに乗る。魚屋で宍道湖産の蜆を買ったが、存外小さいものでがっかりした。砂出しをして洗い、小分けにして冷凍した。松江人には、蜆汁が必須なのだよ。

  さて、松江の家をどうする?と老母に話を向けると、不機嫌になった。帰るつもりはないらしい。仏壇には位牌が入っている。ご自分の位牌も、文字を赤くして入れてあるのだが、さてさて、どうしたものか。なにしろ国宝松江城至近の、茶室付きの昭和家屋だから、手直ししてゲストハウスにしようかというアイデアが、最近、頭をよぎっている。

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