そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

3月12日(火)立川「無庵」へ行く

2013年03月12日 | 公開

 午後はK研の会議で、朝からそわそわしていたら、同居人に「無庵へ行くんでしょ?」と尋ねられた。図星である。ちょうど、少しきこしめして、醒める時刻からの会議開始設定、私はその委員長を務めているのだ。研究者コミュニティへの貢献の一つという次第。

 11:30の開店とほぼ同時に入店。開店前から並んで待つ方が幾人かいらっしゃった。ご繁盛、ご繁盛。燗酒をいただき、肴を二品ほどお願いする。見れば、大きな杏の花枝がしゃっと桶に入れてある。花番さんに、どなたがお入れになったのですか?とお尋ねすれば、一応私ですとのお返事。それから、花入のことや牡蠣についてすこしお話しした。花番さん、話の内容から、どうやらご主人の竹内さんのお嬢さんみたいな気がしてきた。息子さんがお手伝いをなさっているのは伺っていたのだが…確認しそびれる。

 すると竹内さん登場、私の前の席に腰を下ろされ、しばらくお話することができた。王羲之展が話題の中心となる。 さて、粗挽きの十割蕎麦をりんだもぢって、お店を後にした。滞在時間は90分。

 伊勢丹でホワイトディのお返しを見つくろって、打ち合わせもあるから40分前にK研に着く。ペンギンさんたちにご挨拶し、震災関連の展示を観る。

  会議は定刻スタートで、ちょうど2時間で終了。事務官のK係長さんがこのたび定年でご退官のよし。同居人へと伊勢丹で買ったホワイトディのお菓子をとっさに差し上げ、ささやかにご慰労を申し上げる。続く懇親会には、館長閣下もお見えになった。

 とにかく「無庵」へ行けたので、本日はるんるん気分である。私的には、「無庵」はあらゆる面でフィーリングがぴたっと合う、ナンバーワンのお蕎麦屋さんなのである。お料理やお蕎麦も勿論だが、お店の設えからご主人・スタッフのお人柄、BGMにいたるまで★★★★★。

 入試の手当が結構いただけるとの予告があったから、安い茶盌をひとつ買ってもいいかとベッドの中で同居人にゴロニャンとねだったら、買うのを許すからあっちへ行け!と言われる。ねこなでの声もせつなや猫の恋  私は自分のカードを持たせてもらえない、同居人の家族カードなので、お許しを得ないでモノを買うと、利用履歴を見て後で殺されかねない。私の確定申告も、いつの間にか同居人がweb上で済ませてしまった。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
猫の茶碗 (ガマン専任)
2013-03-13 16:24:01
恐妻に猫なで声でねだりたりにゃんか思へばちゃわんなりけり
猫舌の茶碗 (亭主)
2013-03-13 17:22:39
茶碗酒飲む気になれど猫舌で熱燗だけはにやんと勘弁

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