図書館をうろうろしていたら、ばーーーん!と目に飛び込んできた1冊。
「空海さんに聞いてみよう。 心がうれしくなる88のことばとアイデア」
白川密成著 徳間書店 1,400円
著者の白川さんは私と同年代の男性で、香川県にある栄福寺のご住職です。
高野山大学で学ばれ、ご住職を務められている中で触れる空海(弘法大師)の思想や言葉を、現代文に読み下して紹介されています。
それも白川さんが疑問を投げかけ、空海が答えるというQ&Aで展開されています。
この数年、私の中で密教ブーム(密教への興味・知識欲)が高いので、手に取ったのでしょう。
本の中で特に心に響いた2つを紹介します。
Q:道に迷ったとき、どうしましたか?
A:なんども泣きました。
空海は、人生の分かれ道の場面で、どの道を選べばいいか分からず、迷い、いくたびとなく涙にくれた、と記しています。
天才であり、名僧、思想家、宗教家である空海が、なんども涙を流したなんて!
私が迷い、悩み、苦しみ、涙するのは至極当然だと思いました。
みんな、多少の違いはあれ何かしら悩むもの。
そうして選び、歩いていく。
岐路に立ったとき、素直な気持ちで、自分が喜びを感じる方に進みたいとあらためて思います。
Q:こんな僕を活かせる役割はありますか?
A:ある。曲がっているからこそぴったり出会える役割がある。
人や物事にはそれぞれ特質があり役割があると空海は説いています。
変わっているから、弱いから、できることがある。私にも。
そう思うことがどれほど自分を励ますことでしょうか。
そしてほかの人に対しても、自分と違っていてあたりまえ、その人の才能や資質、魅力を探そう、という気持ちがわいてきます。
こうして空海の言葉に寄り添ってみると、同じ生身の人間、同じように安らぎ(=仏性)を求めたひとりの人間なのだなと実感します。1200年ほども前の人物と自分がつながったような、不思議でいて心強い気持ちです。
「空海さんに聞いてみよう。 心がうれしくなる88のことばとアイデア」
白川密成著 徳間書店 1,400円
著者の白川さんは私と同年代の男性で、香川県にある栄福寺のご住職です。
高野山大学で学ばれ、ご住職を務められている中で触れる空海(弘法大師)の思想や言葉を、現代文に読み下して紹介されています。
それも白川さんが疑問を投げかけ、空海が答えるというQ&Aで展開されています。
この数年、私の中で密教ブーム(密教への興味・知識欲)が高いので、手に取ったのでしょう。
本の中で特に心に響いた2つを紹介します。
Q:道に迷ったとき、どうしましたか?
A:なんども泣きました。
空海は、人生の分かれ道の場面で、どの道を選べばいいか分からず、迷い、いくたびとなく涙にくれた、と記しています。
天才であり、名僧、思想家、宗教家である空海が、なんども涙を流したなんて!
私が迷い、悩み、苦しみ、涙するのは至極当然だと思いました。
みんな、多少の違いはあれ何かしら悩むもの。
そうして選び、歩いていく。
岐路に立ったとき、素直な気持ちで、自分が喜びを感じる方に進みたいとあらためて思います。
Q:こんな僕を活かせる役割はありますか?
A:ある。曲がっているからこそぴったり出会える役割がある。
人や物事にはそれぞれ特質があり役割があると空海は説いています。
変わっているから、弱いから、できることがある。私にも。
そう思うことがどれほど自分を励ますことでしょうか。
そしてほかの人に対しても、自分と違っていてあたりまえ、その人の才能や資質、魅力を探そう、という気持ちがわいてきます。
こうして空海の言葉に寄り添ってみると、同じ生身の人間、同じように安らぎ(=仏性)を求めたひとりの人間なのだなと実感します。1200年ほども前の人物と自分がつながったような、不思議でいて心強い気持ちです。