迷子のグールド【まいごのぐーるど】

気ままな読書感想やイラスト、旅行記などなど・・・
気軽に、見てってくださいな~♪

『さまよう刃』を読みました。

2010年01月06日 | book
2010年最初の一冊は、東野圭吾『さまよう刃』です!!

こちらも前読んだ「容疑者~」と同様、さくさく読みやすい文章です。
後半から、話の先が気になって、読む手が止まらなくなります。
そして、最後の最後「密告者」の正体が・・・っ!!(これ以上は、書けません~w)
最後らへんの意外な展開は、さすがです。

本作は、重いテーマではあるんだけど、
最後まで、読み手を惹きつけるストーリーは、
やっぱり売れっ子作家さんだなぁ~と感じた一冊でした。

さ~て、次は何読もうかな~♪

”寅”ならぬ「トラ」猫です。

2010年01月01日 | illustration
新年あけましておめでとうございます。

今年もたくさん本読んで、絵を描いて、
マイペースにいきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします

にしても、画像サイズがでかい・・・。
文字になってるの、わかるかなぁ↓
 HAPPY
 NEW
 YEAR






「容疑者Xの献身」

2009年12月25日 | book
ご無沙汰してます。
一ヶ月くらい放置していました・・・すんまそん


さて、今回の“一周遅れの読書”は、
東野圭吾の「容疑者のXの献身」です。

実は東野さんの本を、読むのは初めて・・・っ!!!←相変わらず流行遅れも甚だしい。
本作はガリレオシリーズの初の長編作だったそうなのですが、
とても文章が読みやすく、あっという間に最後まで読んでしまいました。

読んでて,あぁ、なんかシンプルだな~と・・・
あ、トリックがシンプルという訳ではありません。
種明かしは最後の最後まで目が離せません。
てか、そのアイディアがもう、素晴らしい!天才だと思う!!

最近の本は、やたらに分厚いかったり、
ミステリーなのか歴史小説なのか、ジャンルが入り込んでたりで、
長ったらしい本が多かったように思えたのですが、
(というか、私がそういう本を好んで読んでばかりいた・・・
純粋なミステリー小説ってシンプルで良いっ!!!と感じました。

東野作品がもう一冊手元にあるので、
こちらも読んだら、感想を書く予定です~・・・ただいつになるかは、わからん。


それでは、よい年越しを!!

『ゼロの焦点』を読みました。

2009年11月23日 | book
最近、読書感想のブログしかかいてない・・・
ま、いいんですけど。


今回は松本清張著「ゼロの焦点」(新潮文庫)を読みました~
今ちょうど、映画が公開されていますね。

まあ・・・とにかく、読み出すと止まらない。
主人公と一緒に犯人探しに熱中して、最後までさくさく読めてしまいます。
金沢近辺の地図を片手に読んだら、より一層おもしろいでしょう。
テーマの着眼点は、さすが松本清張大先生、と思わせてくれます。
 
最近、よみづらい本(読むのに時間がかかってしまうもの)ばかりだったので、
本作品は、さくさく読めて、文も無駄がない感じです。

にしても・・・作品中、最初の新婚旅行のシーン、
ほのめかした表現が、逆に、よりいっそうエロく感じてしまうのは、私だけ?
清楚な文だけど、実はエロいっw 素晴らしい・・・

ま、いいんですけど。

「挑戦するピアニスト」を読みました。

2009年11月21日 | book
さて今週も読書の秋、全開でいきます!!

今回は、『挑戦するピアニスト』(金子一朗著 春秋社)を読みました。

現役の数学の先生でありながら、ピアニストでもあるという、
超人的な方が書いた、ピアノの指南書。
著者は音大には行かず、独学でピアノを学んできた人ですが、、、
・・・幼少時からクラッシックに触れる機会が多く、
ピアニストになるべくして成った/充分にピアニストとしての素質を備えていた、
という印象を持ちました。

とにかく、数学教師をされているだけあって、
内容が理論的!!とっても理路整然としていて明確です。
いままで、漠然と理解していたことが、きちんと理論立てて説明されているので、
「ああ、なるほど!!」と気づかされることが多かったです。

ピアノの鍵盤は、強い力がなくても音は鳴らせる、という例で、
鍵盤にシャー芯を垂直に立ててそのまま押すと、
芯が折れずにちゃんと音が鳴る・・・というのがあるのですが、
私も思わず、やってみました。
ちゃんと折れずに鳴らせました。
ちなみに、調子こいてシャー芯でピアノを連打していたら、
芯が折れて、隙間に落ちた・・・w
(それを気をつけるように、本にはわざわざ注意があったのに・・・w)

とにかく、正しい打鍵角度ならば、必要最低限の力でちゃんと音は鳴るんです。


他にも、独自の研究に基づく、ピアノ弾きのノウハウがあり、とても参考になりました。
緊張を和らげる方法とか、あと「跳躍の為の10ヶ条」は
思わず、メモしてしまいました。音が飛ぶ時って打鍵を外しやすいんですよね~
この10か条を一つずつチェックしていけば、
離れた鍵にきれいに跳べる・・・・・・・はず。
理屈はそうなんですが、凡人の私がその通りできれば、苦労はないわ…w
天才と凡人の差、才能の差ってやつです

私、「和声」はほとんど不勉強なので、
これを機会に少し勉強してみたいと思います。
著作の中で、ちゃんとオススメの「和声」の本を挙げて下さっていますし♪

(私のような)趣味のピアノ弾きさんは、
一度読んでおいた方がよい一冊です。とてもためになります。


さて、次の本は・・・映画になった、あの有名な推理小説です