さて今週も読書の秋、全開でいきます!!
今回は、『挑戦するピアニスト』(金子一朗著 春秋社)を読みました。
現役の数学の先生でありながら、ピアニストでもあるという、
超人的な方が書いた、ピアノの指南書。
著者は音大には行かず、独学でピアノを学んできた人ですが、、、
・・・幼少時からクラッシックに触れる機会が多く、
ピアニストになるべくして成った/充分にピアニストとしての素質を備えていた、
という印象を持ちました。
とにかく、数学教師をされているだけあって、
内容が理論的!!とっても理路整然としていて明確です。
いままで、漠然と理解していたことが、きちんと理論立てて説明されているので、
「ああ、なるほど!!」と気づかされることが多かったです。
ピアノの鍵盤は、強い力がなくても音は鳴らせる、という例で、
鍵盤にシャー芯を垂直に立ててそのまま押すと、
芯が折れずにちゃんと音が鳴る・・・というのがあるのですが、
私も思わず、やってみました。
ちゃんと折れずに鳴らせました。
ちなみに、調子こいてシャー芯でピアノを連打していたら、
芯が折れて、隙間に落ちた・・・w
(それを気をつけるように、本にはわざわざ注意があったのに・・・w)
とにかく、正しい打鍵角度ならば、必要最低限の力でちゃんと音は鳴るんです。
他にも、独自の研究に基づく、ピアノ弾きのノウハウがあり、とても参考になりました。
緊張を和らげる方法とか、あと「跳躍の為の10ヶ条」は
思わず、メモしてしまいました。音が飛ぶ時って打鍵を外しやすいんですよね~
この10か条を一つずつチェックしていけば、
離れた鍵にきれいに跳べる・・・・・・・はず。
理屈はそうなんですが、凡人の私がその通りできれば、苦労はないわ…w
天才と凡人の差、才能の差ってやつです
私、「和声」はほとんど不勉強なので、
これを機会に少し勉強してみたいと思います。
著作の中で、ちゃんとオススメの「和声」の本を挙げて下さっていますし♪
(私のような)趣味のピアノ弾きさんは、
一度読んでおいた方がよい一冊です。とてもためになります。
さて、次の本は・・・映画になった、あの有名な推理小説です