二重人格者の日々 おれ×オレ=天才?

平凡学生のおれと、自称IQ180のオレ。
日々の生活を赤裸々に告白。果たして2人に未来はあるのか!

仲秋の名月

2005-09-19 00:23:18 | 赤裸々日記


最寄り駅近くの高層マンション下から見上げて・・

今日はいつもより、ゆっくりと味わいながら読んでください。


満月の夜は、事故や犯罪が増えるらしい・・。
妖艶な円い光が、人々の心の闇を際立たせるようだ。

そんな月の光に導かれたのか、単に明日が祝日だからなのか、
今日は夜になっても街がにぎやかで、
此処 近所のレンタル店の一角にも人が集まっている・・。

いや、違うんです。今日は借りてたDVDを返しに来ただけで、
ちょっとだけ顔を出してみただけです。
それにね、満月の夜は性欲がピークになるとか ならかいとか・・。
返しにきてるだけの俺はむしろ誠実なほうですよ。


辺りを照らしている街灯や建物の明かりより、
遥かに高く、遠くから降りそそぐ光は、
ちょうど半分に分けられた秋の夜の時間を彩る。

人の生み出す光が届かなくなった空の彼方は
漆黒の闇を生み、それに引き立てられた
月の妖美な光は、さらに人を惑わし、攻撃的にさせる。

店を出た僕は、月に背を向けるのが嫌で、
家とは別の方向に歩いていく。
月を視界の隅に捉えながら進み、
やがて馴染みのコンビニへと辿り着いた。

特に用事はなかったので、軽く立ち読みをし、
コーヒー牛乳とゆで卵だけをレジに持っていった。

2つ合わせて242円、僕は財布の中身を確認して、
1052円を渡した。

810円のおつり。

しかし、なにやらレシートが詰まったみたいで、
レジの女の子が懸命に詰まりをとろうとしている。
別におつりだけ渡してくれればいいのだが・・。

しばらくして詰まりがとれて、出てきたレシートと一緒に
ようやく おつりを渡してもらえた。

女の子が急いで詰まりを直して渡してくれたレシート・・
いつもならレジ横に用意されたゴミ入れに捨てるのだが、

今回はすぐに捨てるわけにもいかないと思った。

彼女がせっかく頑張って渡してくれたのだから、
とりあえず家までは持って帰ろうと思った。
それは優しさであり、マナーでもあると思ったから・・。


だけど、やっぱりすぐに捨てた・・。


月の光が、僕にそうさせたようだ。



PS

月を見ながら自転車に乗ってると、事故りそうになった。
満月の夜に事故が多い理由が分かった気がした・・。


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