クリニック便り

尾道市にある小児科・眼科のクリニック,宇根クリニックより。
クリニックホームページの別館です。

発熱して「すぐ」とはいつなのか。

2009-07-12 09:31:58 | 病気の説明
季節はずれのインフルエンザ、「新型インフルエンザ」の報道も一段落しました。

冬に毎年流行する季節性のインフルエンザが出始めると、報道機関は
「発熱が出たら、すぐに病院を受診しましょう」
と「すぐに」を強調しますが、実際に診察を行っている医療従事者からみると、こういう誤解を招く言い方はやめてくれたらいいのに、と思います。

すぐに来すぎて、
「検査しても出ないと思いますよ」
「検査で陰性でももう1回来てね」
ということも多いのです。



ではすぐっていつ?

インフルエンザに発症したかな?、と発熱してから12時間以内に検査を受けると、50%程度の人が本当はインフルエンザにかかっているのに、陰性に出る、という報告があります。
特に大人は小児よりも陰性に出やすいようです。

タミフルリレンザは早く飲む・吸入ほど効果があり、特に、発熱から24時間以内に服用すればよい効果があります。

タミフルやリレンザは発熱から48時間 (2日) 以上経過していれば効果がなく、適応もないため処方しないのです 。


以上のことより、発熱して「すぐ」インフルエンザの検査をする時間帯は
実際に診療を行なっている実感として、

発熱から少なくとも6時間経過後、
待てたら12時間後
薬の効きを考えると翌日(24時間)までに行うのが理想的です。


もちろん、発熱に伴い、
水分が全くとれなくて尿がでない、いつもと様子がちがう、全身状態が悪いときは、インフルエンザの検査うんぬんはさておき、そういうときは
「すぐに」病院を受診してください。
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